日々クライアント先で階層別研修や職種別研修などを講師という立場で実施させていただく日々を過ごしています。

 

 その中で最近気づくことの一つとして、管理職や一般職などを問わず、「業務をいかにうまく回していくか」にしか焦点があたっていない、ということです。

 

 社会人として、会社から与えられた役割・業務の対応をし、期待された役割を果たし続けなければならないことは、対価として給料をもらっている以上当然です。

 

 ここに留まっている方につきましては、日々、受け身で与えられたことをこなしているだけであり、自身が成長している実感や貢献している実感を得られていないのではないでしょうか。

 

 何歳まで働くか次第ではありますが、人生における職業人生が占める割合は相当多いと思います。職業人生を歩む過程において、程度関係なく、何がしか幸せに感じる機会が多いとするならば、それは人生を幸せに暮らしていけることにつながるのではないか、と考えます。

 

 私は上記状況に出くわした際には、研修受講者に必ず以下記載の内容を質問させていただくようにしています。

 ✓あなたは、何を実現するために人生を歩んでいますか?

 ✓職業人生を送っている目的・目標は何ですか?

 ✓あなたは現在所属している会社で働くことができて幸せですか?

 ✓幸せに感じるために、あなたが自身の思考と行動を変えようと努力していることは何でしょうか? 等

 

1人ひとりの社員が上記問いかけを定期的に自問していただきたいと思います。

 

例えば、自己実現という言葉があると思います。

 

仕事を通して、自己実現できれば、こんな幸せなことはないのではないでしょうか?

 

 

 この自己実現という言葉を真正面からとらえると、「〇〇をしたい」という想いがないと、それらを実現するための具体的なアクションが見えてこないと考えます。

 

 よって、自己実現するためには、「〇〇をしたい」という想いを抱くことが大切だということに気づくと思います。

 

 会社や上司が、社員や部下の自己実現を支援したいと考えていても、社員や部下が「〇〇をしたい」と想っていないと、何も進まないということが現実です。

 

 本コラムをご一読いただいた皆さん。

 

 皆さんのなかで、したいことが不明確な方がいたら、是非、人生や職業人生を通して実現したいことを真剣に考えてみてください。

 

 明確になってくると、人生にも職業人生にも、より積極的に考えて行動していくことができ、それと関連して計画を立案して、それを実行していくことができてくると考えます。

 

 そのような方は、「〇〇のような人生を送れるように、意識的に□□をしている」という言葉を使い、そうではない方は、「結果的に、●●のような人生になってしまった」という言葉になるのではないでしょうか。

 

 人生は1回だとすると、後悔のないようにしたいものです。