<この記事はSahokoが担当します>
今回は、南仏プロヴァンス地方を離れ、フランス東部フランシュ・コンテ地方の話題をお届けします!
「黄色いワイン(Vin Jauneヴァン・ジョンヌ」をご存知ですか?フランス東部のスイス国境に近いフランシュ・コンテ地方ジュラ県の高級名産品で、高価で美しい黄金色をしているため「ジュラの黄金」とも呼ばれています。
2019年2月2-3日、同県ポリニー(Poligny)という街で行われた「黄色いワイン」祭り(La Percée du Vin Jauneラ・ペルセ・デュ・ヴァン・ジョンヌ)を取材しました。今回は、お祭りについてお話しする前に、まずは珍しい「黄色いワイン」のご紹介です!
作り方も味も変わっている「黄色いワイン」。発酵の後、6年3ヶ月もの間、樽でじっくり時間をかけて熟成され出来上がります。品種は、サヴァニャン(Savagnin)というブドウ単品種。熟成中、自然発生する酵母の膜がワインの表面を覆い、酸化から守ってくれます。熟成を終え瓶詰めされた「黄色いワイン」は、半永久的に保存が可能。現存する最古の黄色いワインの収穫年は、なんと1774年、ルイ16世の時代です!
「黄色いワイン」が生まれた正確な年などは分かっていませんが、伝説によると、ある時、存在を忘れてさられていた古い白ワインの樽が蔵の奥で見つかり、飲んでみたら、この奇跡のような「黄色いワイン」になっていたそうです。
普通のワイン瓶の容量は750mlですが、黄色いワインは、クラヴラン(Clavelin)という容量620mlの専用瓶に詰められます。熟成中に水分が蒸発し、1リットルのワインが瓶詰の時には620mlに目減りするからだそうです。この蒸発で失われた分は「天使の分け前(part des angesパー・デ・ザンジュ」と呼ばれています。素敵な呼び方ですね!
さて、肝心の味ですが、かなり特殊。ワインの一種だと思って飲むと、ビックリしてしまうかもしれません。辛口で、複雑なアロマと味。シェリー酒と少し似ている、ナッツやスパイスの香り、などと形容されます。滅多にない不思議な味ですが、チーズ・フォンデュや鶏肉の煮込料理(コック・オ・ヴァン Coque au Vin)などに使うと香りが味を深め、とても美味しいそうです。また、この地域の特産品のコンテ・チーズとの相性が抜群!と言われています。(もちろん、感じ方には個人差があります)
毎年2月最初の週末にジュラ県で行われる「黄色いワイン」祭り。7年前に収穫されたブドウで作られた「黄色いワイン」のお披露目イベントです。世界中から「黄色いワイン」愛好家やグルメ達が集まります。詳しくは、次回で!
右から二番目のボトルが、黄色いワイン。容量620mlのクラヴランという専用瓶に入っています。
黄色いワインの香り豊かなチーズ・フォンデュ。もうひとつの名産品コンテ・チーズがたっぷり!
フランシュ・コンテ地方と言えば、コンテ・チーズ!黄色いワインと相性抜群と言われています。
上品な甘みがあり、癖はなく、子供から大人まで広く愛されている人気のチーズ!
「黄色いワイン」祭りは、7年前のブドウで作った「黄色いワイン」を初試飲するイベント!
詳しくは、次回をお楽しみに。
コモジャポンは、フランシュ・コンテ地方から南に470キロ離れたプロヴァンス地方を拠点とした観光チャーター・通訳の会社です。
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(参照元) La Percée du Vin Jaune




