南仏プロヴァンス南西部、アルル(Arles)から10キロ離れたアルピーユの丘陵地帯(Les Alpilles)に、フォンヴィェイユ(Fontvieille)という小さな村があります。

パリで記者をしていたアルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)は、陽の光に満ちあふれた美しい田園風景に魅了され、この村で繰り返しバカンスを過ごしました。

1869年、ドーデが、南仏プロヴァンスの情景や日常生活、伝説などを活き活きと綴った「風車小屋だより」(Lettres de mon moulin)*が出版されます。

「風車小屋だより」は、それまで注目されていなかった南仏プロヴァンスを一気に有名にします。フランスにプロヴァンス・ブームが起き、パリジェンヌ達がこぞってバカンスで訪れるようになったそうです。

小説は、筆者がフォンヴィェイユに実在する古い「風車小屋」(Moulin)をすっかり気に入り、パリから移り住んで来るところから始まりますが、実際にはドーデはこの風車小屋に住んだことはありません。

「ドーデの風車小屋」(Moulin de Daudet)は、今は小さな博物館になっています。小説によると、ドーデは引っ越してきた夜、風車小屋の中で「うさぎが月の光で手足を温めて」いるのを見つけてビックリしたのだとか。

小高い丘に立つこの「風車小屋」からは、ドーデが愛した南仏プロヴァンス、アルピーユの美しい風景が広がります。


(小高い丘に立つ「ドーデの風車小屋」)


(風車小屋の中は博物館。小麦の製造方法の展示。)


(左: ドーデの小説「風車小屋だより」のフクロウ) (右: 風車とアルピーユの風景)


(フォンヴィェイユの街並み。右:ドーデの石碑)

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*「風車小屋だより」(Lettre de mon moulin) アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)作。初版1869年。書簡形式で書かれた24の短編からなる南仏プロヴァンスの代表的な小説。岩波文庫などから日本語訳が出版されています。

<フォンヴィェイユ(Fontvieille)までのアクセス>
アヴィニョン(Avignon)から南西に約30キロ、車で約30分間
アルル(Arles)から北に約10キロ、車で約 20分バスで約20分

(参照元) Office de tourisme de Fontvieille / Alphonse Daudet.org / LeFigaro.fr / Provenceweb.fr

(S.U) 

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