14世紀に教皇庁が置かれ、栄華を極めた南仏プロヴァンスの街、アヴィニョン。
世界遺産「アヴィニョン歴史地区」に、民謡「アヴィニョンの橋の上で」(Sur le Pont d’Avignon シュ・ル・ポン・ダヴィニョン)で知られる聖ベネゼ橋(PontSaint-Bénézet ポン・サン・ベネゼ)があります。
12世紀前半に建てられた聖ベネゼ橋には、伝説があります。神のお告げを聞いた羊飼いベネゼが、巨大な岩を一人で川に投げ込み、橋の基礎を造りました。その奇跡に感動した人々が、次々と橋の建築費を寄付し、長さ900m、22のアーチを持つ聖ベネゼ橋が完成したそうです。
アヴィニョンとローヌ川(Le Rhône ル・ローヌ)をはさんで対岸のヴィルヌーブ・レ・ザビニョン(Villeneuve-lès-Avignon)を結ぶこの橋は、かつて教皇領とフランス王領の架け橋でした。
民謡「アヴィニョンの橋の上で」には、大勢が橋の上で踊る様子が歌われていますが、陽気なアヴィニョン子が集まって、にぎやかだったことでしょう!
1660年の洪水で大半が流され、4つのアーチと小さな礼拝堂を残すだけの聖ベネゼ橋ですが、その印象的な姿は、アヴィニョンを訪れる人の心に焼きつきます。
(ローヌ川中州からみたアヴィニョン橋)
(橋の上からの景色)
<インフォメーション>
聖ベネゼ橋(アヴィニョン橋)公式サイト(英語)
アヴィニョン市街の北の城壁のすぐ外。ローヌ川(Le Rhône)に面したローヌ門を出てすぐ右。橋に上って見学できます。(5€)教皇庁宮殿とのペアチケット(13.5€)がお得です。
(参照元) 聖ベネゼ橋公式ページ / ユネスコ公式ページ
(S.U)
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