先日、北海道医療大学 橋元竜作教授のお話を聴くため、
児童思春期精神医学セミナーへ参加してきました。
「学童期の言語および関連する障害を考える」のタイトルで
幼児期中心の言語研究とは少し離れて、「学童期」に着目して研究しているそうです。
内容は一足早く、利用児家庭様にお渡ししています。
この手紙の内容のほかにも、
1.(誰)が(何・誰)に(何か)をする
という文章と
2.(何・誰)に(誰)が(何か)をする
という文章・・・一見、同じように感じますが
能動文(~する)、使役文(~させる)、受動態(~させられる)の文章を使って
上の2つの文章で質問に答えると、下の2の文章を利用した場合に
「~を」や「~に」の格助詞に対して文章の理解が変わることがあるとのことでした。
何がいいたいかといいますと・・・
伝えている側と、聞いている側に内容のギャップが生じる可能性があるのが2の文章のつくりなんです。
こどもたちは3歳くらいから「あのね、○○でね、そしてね、・・・」とまとまりの無い文章で会話を楽しみ始め
そのまま伝わるか伝わらないかを意識していない子は、正しい文章を覚えず
自分なりの伝え方で意思を表現してしまうことに繋がります。
しかし、言葉と言うものは相手に伝わるように使うことで、自分の思いを伝えることが出来るものです。
それであればおたがいに理解にギャップが生じない、言葉のやり取りをするほうがストレスフリーです。
大人になっても話すのは得意だけど、文章にするとイマイチ・・・
と言う方、よくいます。
これは相手のジェスチャーや表情からニュアンスをくみ取ることが出来る会話だと意思が伝わっているだけで
文章としては成り立っていないケースが良くあるそうです。
小さいうちから、1の文章を意識して使えるようになると
格助詞の使い方も習熟していけるため
大人からその意識を持つことが大事だそうですよ。
田山