初夏のある日、近隣の中学校の先生よりお電話をいただきました。
??・・・中学校から連絡なんて息子の卒業以来なので10数年ぶりです。
「11月に生徒の職業体験学習があるのですが、生徒達をながたパン教室に伺わせてもいいでしょうか?」
という内容にとにかくびっくり!
職業体験と言えば、
教育関係(保育園、幼稚園)、福祉関係、ホテル、スーパー、公共施設などが一般的ですが
今回私もその中に加わるということです。
教室のことはホームページで検索して見つけて下さったそうですが、
訳もわからず「なぜうちの教室が?」と戸惑う私。
「生徒達にとって、仕事のひとつの選択肢としてぜひ学習させてあげてほしい」
という担当の先生の熱い思いを告げられ、熱心に説得して下さいました。
それまで、私自身は自宅で開講しているせいか、
職業とか仕事をしているという自覚は正直薄く
でも、よく考えたら税金の申告対象でもあるわけで・・・
「そうか、これはお仕事なんだ」と恥ずかしながら改めて気付かされることとなりました。
そんな私ですが、未来有る若い生徒さん達のお役に少しでも立てるならと思い
引き受けさせていただいたというわけです。
準備期間はたっぷりあったのですが、なにせ初めての経験でどうしたら良いかわからず
先生と相談し、体験レッスン方式で行うことにしました。
楽しかった〜で終わらないように、資料も少し用意しましたよ

迎えた昨日の当日。
4名の女子生徒さんが来て下さり、先ずはいつも通りの体験レッスン風景。


みんなちょっと緊張気味だったけど
パンやお菓子作りの経験のある子達だったのでとても手際よく、
こちらの指示に的確に動いてくれたのですごくやりやすかったです。
かわいく綺麗に焼けてうれしそう

自分で作った焼きたてのパンを頬張りながらのランチタイム。

ちょっとはリラックスしてきたかな?
(写真掲載は学校の許可をいただいています)
これで終わったらただの体験レッスンだけど
そうならないように、みんな質問などを事前に用意してくれていました。
・どうしてパン教室をやろうと思ったのか
・パン教室をやっていて良かったことは?悪かったことは?
・レッスンで気を付けていることは?
・今まで(今も)どのくらいパンを作ってきたか(作れるか)?
・・・・などなど
たくさんの直球で素直な質問に一生懸命答えながら、
私自身も「こんなことを考えていたんだな」と気付かされる事もあり
とても勉強させていただきました。
気が付けば4時間という長丁場もあっという間
4名の生徒さん達は最後まで礼儀正しく、マナーも良く、
気持ち良くレッスンさせていただくことができました。
とにかく無我夢中で終えた初めての体験でした
果たして上手く伝えることができたのか、
少しでもお役に立てたのか、
一日経っても不安でいっぱいですが・・・
精一杯やらせていただきました。
このような機会を与えくださった中学校の関係者のみなさま
本当にありがとうございました。
みんなの未来に幸あれ
心から応援しています
