一つ前の投稿の「ピアノ」で、幼児期のピアノのかかわり、を書きましたが、じゃあ小学生から始めるピアノのお稽古は?
どんなかかわりかしら?
と、考えてみると、
興味の対象
反復
が、思い浮かびます。
幼児期で撤退して遊びと連動させ、
テクニック、音符やリズム🪘などを総合的にしてきたことを、今度は理論攻めで教えてゆく。
今まであった想像力は消え去ったかのように、
論理思考に変わってゆく。
逆に、頭で理解したことが受け入れられるようになるから、とにかく説明をたくさん加える。
例えば、
ゾウさん🦣のメロディを弾く時
幼児レッスンなら
ゾウさんの真似をして!というと、すぐに椅子から降りてきて
ゾウさんの真似をしてくれるので、
その感じで弾いてみよう!
と、なるところが、
小学生さんだと、
えー??わかんない!
とかどうとか言って、
結局ネットでゾウさんを見てから演奏する、と言う流れになる。
付け加えると、ゾウさんは象さんでも、アフリカに住んでる象さんなのか?日本の動物園の🇯🇵象さんなのか?または、絵本に出てくる象さんだとか、じゃぁ、もう、自分で架空のゾウさんを考えるわ!とか、いろいろ発展してくる!というのも面白い展開となる場合もある。
つまり、幼児期は教えるに関して、こちらの説明は必要はなく、
小学生以降は、説明書付き!で!
と言うことになってくる。
その影響が一番大きいところが、
両手問題です。
ピアノ🎹は始めるのに
早い方がいい!と、教えてから思っていることのひとつに、両手を弾く!ということに関して、
ほぼほぼ
幼児はなんの苦もなく、私の両手奏の模倣でできてしまうところが、小学生から始めると、その両手こそで苦戦するのです。
両手ができてる子は、家でめちゃくちゃ努力して来ていると想像します。
幼児の言う両手、というのは練習しなくてもできることを指します。
その場で弾いてみましょう!と言った時に、
苦戦気味になるのは小学組です。
ピアノでは、左右の手の役割が全く違う、ことと、5本+5本のコントロールは
予想以上に脳🧠の使い方がポイントになる、、、
自転車に乗る、とか、水泳ができる、とか言うのと同じ感覚かもしれないのですが、、
勿論、幼児期でも苦労はするのですけれど、
幼児への言葉がけとして、
お見本と一緒に弾こう!とか、
少しずつ弾いてゆこう!
と、励ましてゆくだけで、時間はかかっても解決してゆくけれど、
小学生さんは、
やっぱり、最後には練習の反復の量で賄ってもらう。
つまり、
努力した子ができるようになる!と言う仕組みです。
だから、指導者の実力が問われます。
なるべくたくさん、似たような形を練習してもらっていることを悟られることなく、
なんだか楽しいから弾いていたら、気がつくと、こんなにたくさんの練習をこなしてきていたことに気づき笑顔になるレッスンです。
習得への道にパターンを詰め込む!
身を持って体験してもらう
これには、
生徒さんの興味のある楽曲に限ります^ ^
ピアノ学習に於いてはたくさん練習を積むことは上達の近道でありますが、
ここ最近のお子様たちに、たくさんの練習を強いるというのは、なんとなくナンセンスな気もしているのは確かです。
効率的に練習もできるようにアドバイスもしています。
だから、両手に関しては、
やはり小学生からのレッスンスタートした子には
よく気を配ってあげなくてはならないな、と思っています。
そして、
小学生からその先には、
ピアノで表現する楽しみが待っています!
ピアノの音は、表現をしてこそ生き生きしてくる!
表現の幅は大人に近づくほど多くなり、楽しくなる!
特にクラッシック音楽から見えてくる
ヨーロッパ事情、歴史、語学、文学、絵画、建築、などにアプローチできるし、
最終的に
自分の弾く音楽に色を素敵につける作業は
とても楽しくなるものです。
なんとピアノって素晴らしいことでしょう!
遊びから文化芸術へ発展して行くピアノ。
年齢とともにその関わりがどんどん豊かになってゆく!!!!