7-3:ラジコンのランク・ホビーラジコンについて | 【ゆるラジ】ノブのラジコンあれこれ

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主に自分のラジコン活動の予定や活動内容・ラジコンを触ったことのない人向けの豆知識など、ちょっとナナメな視点からお届けします

ラジコンのランク:ホビーラジコン

3️⃣ホビーラジコン
名前の通り『大人向けの趣味のラジコン』です。
有名なタミヤや京商・ヨコモなど国内大手ラジコンメーカーが主流ですが、アメリカや台湾など国外メーカーの高性能マシンも多数あります。
他のラジコンとの一番の違いは【マシンは組立式でプロポやアンプ・サーボなどのメカ類やバッテリーなどは別途購入する】ところです。
また地方大会から国内大会・世界大会も開かれる程の人気や競技性が高いマシンもあり多種多様です。
ホビーラジコンの特徴は以下の通りです。
・購入は模型店やラジコン専門店など
・マシンとメカ類.バッテリーセットが別売なので高額になる
・マシンの組立に多少の技術が必要
・ボディが透明の未塗装で塗装する必要がある
・修理部品やパーツが多数ありカスタムが可能
・予算内でマシン.プロポ.メカ類.カスタムパーツに掛ける金額を好きに振り分け出来る
・速度が速く破損しやすい
・自分で修理や交換する技術が必要
・全てセットで完成済みの商品も選べる

もちろんホビーラジコンにもランクがあります。

①エントリークラスのマシンセット
初めてホビーラジコンを購入する人のほとんどがこのクラスからスタートします。
・性能はホビーラジコンとしては低く中華ラジコンの15,000円くらいのマシンと同等性能です。
・マシンの価格は10,000〜20,000円くらい
・メカ類セットは10,000〜20,000円くらい
・バッテリー&充電器が5,000円くらい
・全部で25,000〜40,000円くらい
・ラジコン専門店のネット通販サイトで安く販売されている商品が多い
・このクラスだけ完成済みのフルセットが販売されている
・交換部品やカスタムパーツも豊富で手に入りやすい
・ホビーラジコンとしてはスピードや性能が低くカスタムすると下記のミドルクラス以上の金額になる
などホビーラジコンの中でも一番始めやすいマシンやセットが豊富です。

②ミドルクラスのマシンセット
エントリークラスのマシンからのステップアップや最初から予算に余裕のある人はこのクラスから始める人もいます。
性能はホビーラジコンとしては標準的で、カスタムパーツを組み込むとハイエンドクラスのマシンと同等の性能になります。
・マシンの価格は20,000〜40,000円くらい
・メカ類セットは20,000〜40,000円くらい
・バッテリー&充電器が10,000円くらい
・全部で50,000〜80,000円くらい
・ラジコン専門店のネット通販サイトで安く販売されている商品も一部ある
・マシンの組立にはある程度の技術と経験が必要
・交換部品やカスタムパーツも多いが手に入りにくいパーツも一部ある
などホビーラジコンの中でも標準状態で性能も高く、カスタムも最低限(または無し)で充分楽しめるクラスです。

②ハイエンドクラスのマシンセット
このクラスのマシンは各種大会で上位入賞を狙う人やサーキットで0.1秒でも速く走りたい人向けの競技用マシンです。
・マシンの価格は50,000円〜
・メカ類セットは50,000円〜
・バッテリー&充電器は10,000円くらい
・全部で100,000円〜
・ラジコン専門店のネット通販サイトで安く販売されている商品も一部ある
・マシンの組立にはそこそこの技術と経験が必要
・交換部品やカスタムパーツもあるが高額
などホビーラジコンの中でも最高性能で、ラジコン沼にどっぷりハマった人向けのクラスです。

このホビーラジコンの中のランクとは別に、ラジコンカーでも様々なジャンルのマシンがあります。
まずは【オンロードカー】と【オフロードカー】に分類します。
その中で更に色々なジャンルがありますので、自分の用途や好み・走りたい場所などに合わせて選ぶと良いでしょう。



【オンロードカー】
基本的にアスファルトなど平らで汚れが少ない路面のみ走行可能。

①ツーリングカー:
オンロードカーの中でも一番人気で種類も多く、オンロードの中では一番オススメのジャンルです。
・ボディは実車にあるスポーツカーなどがメイン
・シャーシ(車体)は4WDが多く、スピードも速くリアルに走る
・エントリーモデルからハイエンドモデルまで選べる種類が多い

②ドリフトカー:
実車のドリフトマシンと同様に車体を横滑りさせながら進行方向に走らせるオンロードカーのジャンルです。
約20年前からブームが始まり、初期は4WDマシンの4輪ドリフトがメインでしたが、この10年くらいは実車と同じく2WDの後輪駆動のマシンで走らせるのがほとんどです。
ドリフト専用のシャーシやメカ類を使い実車に近い後輪駆動でリアルに走らせる高価な2WDドリフトと、基本的にツーリングカーをベースにドリフト用の樹脂タイヤやギヤ類のセッティングを変えただけの安価な4WDドリフトに分かれます。
・ボディは実車のドリフトマシンと同じ市販車のスポーツカーやセダンなど
・現行の主流は後輪駆動の2WDマシン
・基本的に屋内の真っ平らなセメントやタイル路面で専用(指定)タイヤのみで走行可能
・ミドルクラス〜ハイエンドマシンが主流で、専用メカ類など合わせるとツーリングカーより高額になる
・気軽に楽しむだけなら、ツーリングカーにドリフトタイヤを履かすだけで野外のアスファルトでもドリフト走行可能

③フォーミュラカー(DD車):
F1など一般的な市販車ではないレース専用のマシンのラジコンカーで、中級者以上が多く操作も難しい。
・後輪駆動でほぼモーターから直結でリヤタイヤを回す構造上、軽量で高効率で速い
・ツーリングカーと違いほぼ車体が剥き出しなので、破損リスクが高い
・車体の種類が少なくミドルクラスのみ?



【オフロードカー】

基本的に土や砂利・芝など不整地路面でも走行可能で場所を問わず楽しめるマシンが多い。


①バギーカー:

オフロードマシンの代名詞と言える代表的なマシンで、オフロードカーでは一番人気で種類も多いジャンル。

・駆動方式が2WD(後輪駆動)と4WD(全輪駆動)があり、それぞれエントリーモデルからハイエンドモデルまで多種多様なマシンがある

・現行マシンに加え、第一次バギーブームと呼ばれる1970年代〜80年代のマシンを再販して現在でも入手可能なマシンが多数ある

・オフロードオンロード問わず安定して速く走れる


②ラリーカー:

ここ近年一番注目されているジャンルで、ラリー専用のシャーシも続々と発売されている。

基本的にはツーリングカーベースのシャーシにオフロード走行可能なように足回りを改修したシャーシも多く、オフロードとオンロードどちらも安定して走れる乗用車タイプのマシン。

バギーや他のオフロードマシンのように本格的な立体コースやジャンプは難しいが、フラットダートや小さなジャンプ台のコースならバギーカーと同等の走行性能がある。

・ラリー専用シャーシはほぼ4WDのみ

・実車のWRCマシンと同じボディで実車と同じようなダート路面を高速ドリフト走行可能

・パーツはツーリングカーと共通のものが多い

・エントリーモデルとミドルクラスの2種類

・ツーリングカーのシャーシから転用可能

・乗用車ボディのラジコンとしては場所を選ばず走らせやすい


③ビッグタイヤ&コミカル系:

その名の通り車体に対してかなり大きなタイヤを装備し悪路走破性が高いモデル。

・2WDと4WDに加えて6WDもある

・基本的には高性能ではなく、スピードも控えめで車体の動きも緩くまったり楽しむ人向け

・ウイリー走行したり転がったりと他のジャンルには無い動きが楽しめる


④クローラー:

基本的に低速で普通のオフロードマシンでは走れない岩場や斜面などをゆっくりと走らせるマシン

・実車のジープ系やクロカン系ボディが多い

・4WDで駆動メカニズムも実車に近い

・狭い範囲でも楽しめる


【完成品フルセット】

基本的にホビーラジコンは自分で一からパーツを組み立ててメカ類を載せて調整してやっと走らせることが可能になりますが、その手間を省いた完成品もエントリーモデルだけですが、オンロード・オフロード問わず販売されています。

タミヤのXBシリーズや京商のフェーザーシリーズがそれにあたります。

価格も2〜5万円くらいとホビーラジコンとしては安価で即走行可能な完成品を楽しめます。

ただ難点としてメカ類が最低限のものが多く、とりあえずホビーラジコンを手軽に楽しみたい人には良いですが、購入後にある程度カスタム等考えている人は避けた方が無難かもしれません。