7-1:ラジコンのランク・トイラジについて | 【ゆるラジ】ノブのラジコンあれこれ

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ラジコンのランク:トイラジコン


【ラジコン】と言われる物にも色々とランクがあります。
ランクによって値段や性能が大きく変わります。
ランク⤴️=価格⤴️=性能⤴️となります。
まずはその中でも一番大きな違いがある【ランク】の説明です。

今回はその中でも一番安価で購入しやすく、気軽に遊べる【トイラジ】についての説明です。

1️⃣トイラジコン(通称トイラジ)
名前の通り『おもちゃのラジコン』です。
ショッピングセンターの玩具売場や大手家電量販店の玩具売場などで販売されている物やUFOキャッチャーの景品などになります。



↑↑玩具売場でよく見かけるこんなヤツですね!


販売価格は5,000円以下の物がほとんどです。
トイラジの特長は以下の通りです。
・価格が安い
・手に入りやすい
・完成品で乾電池があれば走行可能
・低速で操作が簡単
・基本的に壊れたら使い捨て

そのトイラジの中にも更にランクがあります。

①プライズ品:
その名の通り景品レベルの一番チープなラジコンです。
スピードも遅くサイズも小さく基本的に屋内の平らな場所しか走れません。
アスファルトくらいなら何とか走れますが、砂やゴミが入ると壊れやすいです。
また操作するコントローラー(送信機・プロポ・ラジコンを操作するリモコン)もゲームコントローラーに似たタイプのボタン式やレバー式(スティック式)と小さなお子さんでも操作が覚えやすいです🎮
基本的に景品なので玩具店での販売はありませんが、リサイクルショップや中古ホビーショップなどで未使用品が1,000円以下で購入可能です。

②電波方式がAM方式(27MHz・40MHz):
上記プライズ品や低価格のトイラジはほとんどこの電波方式です。
基本的に外箱に27MHや40MHと書いてありますが、稀に記載が無い場合があります。
コントローラーは『10cm以上のアンテナが立っている』のが特長で、コントローラーを見ればすぐに分かります。
この方式は電波が5〜10mくらいしか届かず、あまり離れると止まってしまいます。
なのでラジコンの後ろを付いて歩く必要があったりします。
また27と40は2台一緒に走れますが、27と27・40と40など同電波では混線して走れなくなります。
なので兄弟やお友達と一緒に走らせる場合には注意が必要ですし、人と一緒に遊ぶ場合には避けた方がよいでしょう。
主に安価な1,000〜5,000円以下の商品がほとんどですが、中には5,000円以上でもAM方式の商品があるので購入する前に外箱をよくチェックしましょう。

③電波方式が2.4GHz(複数台同時走行可能):
AM方式と違い、電源を入れるたびに毎回個別の信号を使うので混線も無く複数台同時走行が可能です。
更に電波も30mくらいは届きますので、見える範囲では操縦者は動く必要がありません。
またコントローラーにアンテナが無く邪魔になりません。

④給電方式が乾電池式:
低価格のトイラジはほぼ乾電池式です。
乾電池式は100均で販売している4本100円くらいのアルカリ電池を使います。
ほとんどが単三ですが、たまに単四を使う物もあります。
走らなくなる度に新品の電池を交換しないといけないのでバッテリー式よりコストがかかります。
ただバッテリー式よりも走行時間が長いのと、予備の乾電池を準備しておけば連続で走らせることが可能です。
また『充電式の単三電池』を使えばラジコンとは別にお金は掛かりますが、バッテリー式のように繰り返し使えます。

⑤給電方式が充電バッテリー式:
トイラジでも5,000円以上の商品や最新のものは一部バッテリー式の場合があります。
バッテリー式は充電すれば何回でも繰り返し使えるのがメリットですが、バッテリーが切れると終了となり連続走行時間が短くなります。
また追加でバッテリーを単品で購入出来ない場合が多いです。
ただトイラジのバッテリー式の商品は、トイラジの中でも上級モデルとなりスピードも速く高性能になります。

⑥サスペンション搭載:
サスペンションとは、走行中の路面の凹凸をバネなどで緩和してスムーズに走れるようにする装置です。
ラジコン車体にタイヤの付け根付近に4ヶ所付いているものが多いです。
一般的にスポーツカータイプで車高が低いマシンやには無く、ジープやバギーのような車高が高いマシンには装着されていますが、安価なマシンにはありません。
これが無いと土路面で走行するとガタガタマシンが揺れて真っ直ぐ走りにくく操作が難しくなります。

⑦デフギヤ搭載:
デフギヤとは、マシンが曲がりやすくする機能です。
トイラジでは付いて無い物がほとんどですが、スピードが速い物や高価格の物には付いている場合があります。
外箱に『デフギヤ搭載』など記載がありますが、実物で『後輪の片方を手で回した時に反対側のタイヤが逆方向に回る』場合はデフギヤ付きとなります。

⑧デジプロ搭載:
基本的にトイラジはスピード調整は無く、アクセルON⇔OFFだけの1段階です。
『デジプロ搭載』と記載してあるものは、アクセル操作の強弱で2〜3段階くらいの速度調整が出来ます。
速度調整が出来ると断然操作がやりやすくなり、思ったように走らせやすなります。
ただ左右のハンドル(ステアリング)に関しては、ほぼ全てのトイラジはON⇔OFFだけの1段階だけです。

⑨コントローラーの種類:
ラジコンを操作するコントローラーには大きく2種類ありますが、基本的に安価で低速な商品は【スティック式】と呼ばれるゲームコントローラーに似たタイプで、左指で上下スティックで前後進を・右指で左右スティックで左右を操作します🎮
もう一つは【ホイラー式】と呼ばれる先の短い銃のような形をしたコントローラーになります。
こちらは右手で銃型のコントローラーを持ち、右手の人差し指で銃の引き金の部分を引いたり押したりして前後進させます。
そして銃型の右側に車輪型のハンドルがあるので、それを左手で左右に動かして曲がります。
トイラジでも5,000円前後のものは【ホイラー式】が主流となっており、ホイラー式は小さいお子さんでは指が引き金部分まで届かなかったり操作が覚えづらい場合があるので、購入前に電波方式と合わせてしっかり確認して欲しいポイントです。


大変長くなりましたが、以上がトイラジコンを選ぶ時に必ずチェックしてもらいたいポイントです。

分かりやすくまとめると…
低価格帯マシン:
①または②AM式④乾電池式⑨スティック式プロポ
高価格帯マシン:
③2.4GHz式⑤充電バッテリー式⑥サスペンション付き⑦デフギヤ付き⑧デジプロ搭載⑨ホイラー式プロポ
となります。

オススメは③2.4GHzで、3,000円前後のコスパが高いタイヤが大きいジープ系の外や多少の段差でも走れるマシンです。

逆にトイラジで5,000円以上の高価格帯を買うならもう少しで後述する中華ラジコンに手が届くので、そちらをオススメします。