私は正直、自分の命は自分のものだと思っていました。
自分が死ぬかもってなったときも、『子どもたちが少しは大きくなってて良かった‼赤ちゃんをおいて死んだらパパが大変‼』って思って。
大きくなったといっても、幼稚園と小学生。
それでも、一人でできることも増えて、パパがいてくれたら何とかなりそうって程度。
手術は乗り越えられた。
でも、どうしても抗がん剤は嫌で、友達に『抗がん剤せずに死んだとしても、悔いはない』って弱音を吐いたことがあって…
そのときに、友達が
『娘を置いて死んだら駄目よ‼
娘が赤ちゃん産んだとき誰が助けてあげると?
自分だってお母さんにたくさん助けてもらったでしょ?
同じことしてあげなきゃ!!支えてあげなきゃ‼親なんだから。だから生きなきゃ‼』
って、言ってくれて、
『そっか、私が親だもん。私以外に助けてあげられないことたくさん出てくるよね。生きるために、諦めずに、やれることなんでもやらなきゃね』
って、前向きになれた。
ということが、以前あって、今があるんだけど、それでもまだ自分の命はじぶんが決めるものって考えがあったんです。最近まで。
最近、『ちょっと今から仕事やめてくる』っていうタイトルの本を読んで、
『お前の人生は半分はお前の為で、あと半分はお前を大切に思ってくれてる人のためにある』
って言葉が、はじめて、自分の心にストンと落ちてきて、今まで以上に『生きなきゃ‼』って、思えるようになった。
私のことを大切に思ってくれる人、最低でも、両親と主人と娘たちの5人は心から必要としてくれているはずで、
私としては、そんなに私のこと思ってないだろうと思っていた兄でさえ、私の病気を知って泣いてくれたらしいので、
自分で思っている以上の人から、大切に思われてるんだと思うと、勝手に寿命だからと、人生を諦めたらダメだなと、考えさせられました。
長くなりましたが、どうか、一人でも多くの方にこの思いが伝わって、生きるのを頑張ってもらえたならと思います。
治療、辛かったけど、乗り越えたらまた笑顔になれました
今日は連休最後の日。北九州にマテガイ捕りに行きました生きてることに感謝です