疑えば、そこに鬼がいる。

大抵の場合、鬼は自分の中にいて、人間様は結構優しかったりする。

「どうせ僕なんか」

「どうせあいつは」

裏切られるのが、冷たくされるのが、相手にされないのが、怖いので、人間づきあいは出来るだけしたくない。疲れる。面倒くさい。億劫になる。

1人でいるのが一番楽ちんだ。

本音を言えば、そういうことだ。


ところがどっこい、僕の中にはもう1人、「真実を知る僕」というのがいて、そいつがまた厄介者なわけで、惰性のままに生きようとする、ナマケモノの自分を常に監視し、アリガタ迷惑にもガンガン叱咤激励してくれるのだ。


んで、イヤイヤながら、不承不承、重たい腰を持ち上げて行動をする。

自分以外の人間との接触をおそるおそる試みるわけだ。


そうすると、そこでまずいつも感じることは、

「人って結構優しい」

ということ。そして、「鬼は自分の中にいた」ということに気が付く。
鬼は外よりも、内にいるものなのだと、毎度毎度実感する。



これは昨日の実体験を基にした、僕の所感である。







『真実を知る僕』が、

「ホレみたことか」

と、したり顔でこっちを見て笑っている。