アメブロには「ペタ」という仕組みがある。
これは、簡単に言えば「私はあなたのブログを読みに来ましたよ」という、その意思と形跡を手軽に残すことが出来る機能で、それはアメブロ会員の間でのみ利用することが出来る。
そして、この「ペタ」という仕組みこそ、アメブロが「アメーバブログ」たる所以なのである。
かく言う自分も、アメブロのこの「ペタ」によって、これまで何人もの見ず知らずの赤の他人と巡り会い、また感情の糸をもつれ合せてきた。
「ペタ」にはドラマがある。
僕は妄想する。
僕は、ペタをテーマに論文が書けそうだ。
僕は、とことんペタに心を振り回される。
気になる女の子ブロガーを見つけては、
「な、・・・なんであいつにペタ返すんだよ!?」
「しかも貰って速攻で返してやがる・・・こいつは相当嬉しかったんだろうなー、・・・ぐやじい」
なんて、唸っている。
あなたからペタがつく。
僕は一気に舞い上がる。
あなたからのペタで、僕はご飯が3杯食べられる。
しかーし!
「・・おいおい、こいつ、あの莫迦男にもしっかりペタしてやがるじゃねーか」
「あっ、あ~っ!こいつにも、あ、あいつにもしてんじゃねーか、・・・っくしょお」
「あぐっ、はうっ」
・・・僕は「ペタ」に喰われ続ける。
ペタ1つで、僕は赤の他人に恋してみたり、救われてみたり、呪ってみたり、哂ってみたり・・・。
「ペタ」のおかげで僕は、
自分のことがどんどん嫌いになれそうだ。
どれだけ頑張っても翻弄されっぱなしで、一向に僕はペタに打ち勝つことが出来ない。
たぶんこの先も、ずっと。