僕は、今まで自分はかなりのナルシストだと思ってきた。
いや、ナルシストだなんて思いたくはなかったが、自意識過剰の極地・・・「自意識異常者」であることは強く自覚していた。
でも、最近あらためて気が付いたんだ。
僕は自意識過剰であり、
自分のことが可愛くて可愛くて仕方がないのと同時に、
自分のことが嫌いで、憎くて、「消えてなくなりたい」なんて思ってみたりもすることも割りと頻繁にあるわけで、
つまりそれって、
全っ然、自分のことをストレートに愛せてはいないわけなのだ。
なんつうか、それは「ひねくれた愛情」でしかなく、それは実に嘘っぽい。そんなものを真実のラブとは言えないよね?
僕は、思う。
おそらく世の自称「ナルシスト」の9割9分9厘が、僕と同じように「偏愛」のナルシシズムで満足してしまっているのではなかろうか。
僕は、気付いてしまった。
これまでの僕というのは、ちっとも自分のことを愛してなんかいなかったんだ。
とにかく自分のことが可愛くて、でも可哀想で、だから他人から傷つけられる前にワクチン的発想で、自分で自分をめいっぱい卑下し、また必要以上の過保護で匿(かくま)い続けてきたような気がするんだ。
こんなんじゃ・・・「ナルシスト」が聴いて呆れるよな。
そして、僕は決意する。
僕は「真のナルシスト」になるぞ、と。
つまりそれは、
僕自身が持つ大量の欠点とかコンプレックス達、その全てのことを平等に愛ス、という意味なのである。
これぞまさに「純愛」と言っていいだろう。
「臭いものにはフタ」
ってね。
・・・僕は今まで、自分自身をフタで押し込め続けてきたんだよ。
ああ。
変わりたい。
頭から尻尾の先まで、おれはおれを愛したい。