あ、・・・気持ちいぃ。


のに、


・・・なんで私、声を押し殺して、悲しい顔をしてるんだろう。


そうだ。私は今、ゴーカンされてるんだった。


つまり、今私はとてもとても可哀相な女の子なわけだから、


いくら気持ちよくても、いつもみたいに大きな声で思っきり喘ぐわけにはいかないんだ。



それにしても、・・・終わったな、私の人生。・・・汚れちゃった。

親に会わす顔ねーな。何であんな無防備にしていたんだろう。・・・私は大馬鹿だ!


うぅ。



・・・それにしてもさ、なんで今アレをやらないんだろう、私。


そうそう、それよ。


・・・いつもみんなでプリクラ撮る時に必ずやる、私の自慢の「ヘン顔」さ。


今あれやれば、絶対こいつ、一瞬で萎えるに決まってるんだ。

鼻水垂らして、「あわわわ~だじげでくりー」なんてオドケテみるのもいいかもしれない。



でも、それを絶対にやらせてくれないのは、私の中の「女のプライド」だ。



ゴーカンなんかされて、ショックだし、絶望だし、死にたいし、全て無かったことにしたいけど・・・、


目の前の、このどこの馬の骨かも知れないぶさいく男に、・・・私は、絶対萎えられたくない。


そんなこと、私のプライドが絶対に許さない!



嗚呼。



な~にやってんだろ、私・・・凹。