例えば僕は、ヒロトにはまず嫉妬しない。



でも、「バンプオブチキン」には大いに嫉妬するし、


「ゴーイングステディー」や「ゴーイングアンダーグラウンド」、「アジカン」、「アートスクール」なんかには、当時から僕は間違いなく、嫉妬の炎を燃やし続けてきた。


そうやって嫉妬しながら、・・・それでもCDは大いに購入し、また熱心に聴き込んでもきた。



そして今現在、例えば「9ミリ」とか「RAD」というバンドが若者に人気だということを知って、僕はタワレコなんかで試聴をしたりするわけだが、・・・これが何故か、いまいちピンとこないのだ。当然、CDを買おうという気持ちにもなれなかった。


おそらくこれは、人間の中に、同世代への「ライバル意識」、下の世代への「見下す意識」・・・みたいなものが無意識的に存在しているということなのだろう。



リラックマ



時に人はさ、


「本当にいいものは、世代なんざ選ばねえ」


というような、「普遍性」を説くことがあるけど、・・・僕もどっかでそれを信じていたんだけど、果たしてそれは本当に真実なのだろうか。


時代と共に間違いなく揺れ動いてく人々の価値感。


その場その場で、ものの価値は変わっていく。


だから・・・、


僕とあなたは全くの他人同士だし、いつか解り合える日が来るなんて、全然期待も出来ないけれど、でも、


・・・同じ時代に生まれて、その価値感を共有できたってだけでも、それはとても尊くかけがえのない「縁(えにし)」なのではなかろうか。



僕はふと、最近そんなことを思ったりするんだ。


ドクロ