「なんだユメか・・・。」


そうやって僕ら人間は、ホッとしたり、逆にがっかりしたりする。


それは、ユメが「短編小説」で、目が覚めた時点で必ずプツリと終わってしまうからなのだろう。


ユメの中で満身創痍に傷ついても、目を覚ませばかすり傷1つ残ってはいない。

ユメの中で彼女が出来ても、目を覚ませば、そこにその彼女は居てはくれない。


つまりユメは、徹底的な「その場限り」なのだ。



・・・でもさ、


ユメの中でも、気持ちいいことをすれば気持ちいいし、痛いものは痛いし、悲しいものは悲しい。

快楽は快楽として、恐怖は恐怖として、安堵は安堵として、苦悩は苦悩として、確かにそこに存在しているんだ。



それと同時に、この「現実世界」にしたって、決して永遠不滅のものではないわけだ。


つまりそれは、


それが「一晩」で終わるか、とりあえず「一生」のあいだは継続するか、という、ただの「期間の相違」なのかもしれない。



そう考えれば、ユメをもっと満喫できる。ユメの中の出会いも大切にできる。

本当は、朝起きてガッカリする必要もないのかもしれない。



なんちゃって。