確かにそれは、そこにある




つい先刻。


「嗚咽をあげて思いっきり泣きたい」とぼくは思った。それはもう、目ん玉だけじゃなく、からだ中の穴という穴から涙を流して泣いてみたい。


しかももう、そんな機会には一生巡りあえないのだろう。ぼくはオトナになってしまったから。


そこで、その代用手段として、ぼくはカラオケに行くことを好む。


そこに行けば、誰にも気兼ねすることなく「叫ぶ」ことが出来るから。だからぼくはカラオケが好きなんだ。


口からハラワタをねじり出すようにして、ぼくはバンプや、ヒロト&マーシーのつくった歌を唄う。

基本的にそれらは、ぼくの心を代弁してくれるような歌達なので、それなりに楽しく歌うことが出来る。

が、やっぱり「他人の歌」であることに変わりはない。特に彼らの様なタイプのミュージシャンの作る歌ってのは、本人が歌ってこそ、その真価を発揮する性質のものが多いと思う。


まあ、だからあくまで「代用手段」に過ぎないである。友人や近しいヒトは別として、やっぱり不特定多数の人様にお見せ(お聞かせ)するようなシロモノでは決してないのだ。


ぼくにとって、唯一ヒトサマにお見せすることができる自己の表現手段は、やっぱり「絵」ということになる。


さあ!

今回のイラストから、ぼくの「嗚咽」が聞こえてきただろうか?


・・・ぼくはそういうことがしたいんです。


そういう絵が見たいし、そういう絵を描きたいのです。


それは、見るヒトの「ココロのヒダ」をブルンブルンふるわせまくって、あわよくばイカせてしまうくらいの衝撃のある絵なのです。


ハタから見れば、「ラピュタは必ずある」と信じるのと同じくらいの妄想ヤロウに見えるだろう。


でも、ぼくはそれを信じ切ってしまっているんだから、もうどうしようもない。


ああ。


いつかぼくもそんな絵を、・・・きっと。


バカボン バカボン バカボン つづく

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