「宗教」
その言葉を耳にしただけで、もう眉をしかめる、・・・そう、それはあなたのことだ。
そしてぼくのことでもある。
「宗教」とは、現代を生きる日本人にとって、まさに「最大のタブー」なのではなかろうか。
前回の「072」と同じくらい(ヘタしたらそれ以上に)現代は、宗教というテーマを人前で堂々と語れない空気が世の中を覆っている。
ぼくは無謀で無鉄砲で無茶苦茶だから(笑)、そんな「最大のタブー」にも果敢に斬りこんで行くわけである。
そして、実はなんと!
ぼくは現在、いわゆる「死後の世界」とか「前世」ってやつをどちらかといえば、「信じる」側の立場にいるのだ。
・・・こりゃあ大変だ。
これから変な宗教団体の勧誘でも始まるのだろうか。・・・いや、そうじゃない。
ぼくは逆にそれを阻止したいがために、この文章を書いている。
おそらく、現在は無関係を決め込んでいるそこのあなたも、最終的にこの問題と関わらずに人生を終えることはできないだろう。人間とは、そういう「性」を持っている生き物なのだ、というのが今現在のぼくの結論である。
「生」「老」「病」「死」と真正面から向き合ったとき、このテーマは必ず姿を現す。これは賭けてもいい。
だって、かく言うぼく自身、元々「オカルト」や「心霊スポット」や「星占い」なんかに「1ミクロンたりとも」興味を示さなかったタイプの人間なんだもの。それだけで、けっこう説得力があるだろう。
そして、そういう人間ってのが、実は一番危険なのである。そうやって、それまである意味頑なにに唯物的な思想を信じていた人というのはつまり「一徹者」だから、逆に新興宗教なんかに目覚めると、今度は一直線にそれにのめりこんでしまう恐れがあるのだ。
THE BLUE HEARTSの河ちゃんは、まさにその典型だろう。甲本ヒロトという超現実主義者に強く共感し、憧れていたはずが、コロっと新興宗教に入ってしまったら、ガチガチな信者になってしまい、そうなったらもう、あのヒロトのカリスマオーラも一切通用しない。結局ブルハは、河ちゃんという、最も心を通わせていたであろう身近な人間一人を救い出すことが出来なかったことになる。
ぼくは、こんなムナしいことになる前に、もっと普段から穏やかに、人間は死を考え、生と向き合わなければいけないのだと思う。
そのためには、くっだらない新興宗教団体なんかに入るのではなく、自分の頭で考え、安易に結論を出さず、また、心の片隅で悩み続けなければいけないだろう・・・ちょっと苦しいかもだけど。
そして、一番他人様に迷惑を掛けることのない、安心・安全な宗教といえば、それは間違いなく、日本に古来からある、いわゆる「神道」以外にはない。身を清めて、神社に行って祖霊(ご先祖)を拝む。他にたいしてルールはない。ただ、それだけ(・・・あ、犬とかペットは連れて行っちゃダメですよ)。
「世界の創造神」は、本当に居るか居ないかを科学的に証明することは絶対に出来ないが、自分に親があって、その上にまた親があって・・・という連鎖を辿った先のご先祖を「神様」というのなら、それは科学的にも間違いなく存在するわけだし、そこに感謝するってのは一番分かり易くて合理的だろう。
そんなわけでぼくは日々祖霊崇拝をしています。
別に、やってもやらなくても、違わないのだろうか・・・な? ![]()
