これまでぼくは、ずっとアナログ人間を決め込んできた。
世間や周りの友達なんかが、オンラインゲームだの2チャンネルだのと騒ぎ始めた2000年代前半、ぼくは愛知県(名古屋など)で4年間、東京で2年間の1人暮らしをしていたが、その間パソコンなどはほとんど触ったことがなかったし、別に興味も持たなかった。
なんといっても、ぼくの部屋にはテレビすらなかったのだ。
それは別にお金がなかったわけではなく、ついつい時間の無駄遣いをしてしまうこと、それと、無意味にAVなんかが増えることを危惧したからである。・・・あ、ちなみにそれはパソコンについてもいえることだ。ついついエロ画像とかばっかりみてしまい、ダメ人間になることを非常に僕は恐れていたわけである。
そしてそれは、いつのまにか僕のポリシーみたいになっていた。
「別に『illustrator』が使えなくても『photoshop』なんか持ってなくても、人を感動させる絵は描ける」
そういって、オリジナルグッズの制作も、コンビニコピーを最も重宝し、こどものおもちゃみたいな缶バッチメーカーで缶バッチをつくって、『Tシャツ君mini』でTシャツを手刷りして、シール台紙にコピー&ラミネートしただけのものを、一丁前にステッカーとかいって、名古屋駅近くなどで半年以上の間、路上販売をしていたことがあった。
そんな僕がこのパソコンとインターネットってやつにまじめに取り組み始めたのは、つい1年半くらい前のことである。そのきっかけは、絵の道にザセツを覚えて、岐阜の実家に帰ってきたことなのだか・・・。
僕は愕然とした。
インターネット。・・・めちゃくちゃ面白いではないか!そして、めちゃくちゃ便利ではないか!
ただし、ひとつ大きな実感としてつくづく思い知ったことがある。
これまで僕は、バーチャルの世界に行けば、現実世界では内向的な人が積極的になったり、現実世界ではナンパできない人が、ガンガンナンパできたり・・・なんてことが易々と出来るものなのだと思っていた。だってバーチャルなんだもん。
・・・ところがドッコイである!(・・・「ドッコイ」って、笑)
※・・・ていうか、別に僕はナンパ目的でピグをやっているわけでないんで、それはご了承ください。僕はあくまで、自分のイラストをより多くの人々に見てもらいたいがためにピグで広報活動しているわけなので。・・・なーんて言ってみても、僕も絵描きである前にひとりの男だし、人間なので・・・つい可愛い女の子にばっかり「グッピグ」してしまいますが。・・・って、あれ、なにいってんだろおれ。
そう。ところがドッコイ!・・・やはり僕は僕でしかなかったのだ。
女の子どころか、たとえそれがオッサンであろうとも、僕にはナンパ(声を掛ける)は出来なかった。さらには、発表台の上でPRすることひとつ考えただけで、もうガチガチに緊張してしまい、もうなんともならないのだ。
バーチャルっていうけど、それほど簡単に自分を偽れるものではないんだな。これは僕にとってとても新鮮な発見であった。
バーチャル・・・なかなかどうして・・・馬鹿には出来んです。
