僕は結構、日本のミュージックシーンについて詳しいかもしれない。それっていわゆる「音楽好き」ということになるのだろうか?


いや、そうではない。


僕は、別に音楽なんてどうでもいい、とよく思う。


でも、音楽には随分こころを癒させてもらったことも事実なのである。


・・・そうだ、僕にとって大切なのは「ドキドキ」と「ワクワク」をくれるものなんだ。それさえそこにあるのなら、あとは別になんでもいい。


それはたとえば「少年ジャンプ」でもいいし、任天堂のゲームでもいい。


でも、それがなかなか見つからないんだよな。


所詮、基本は「退屈」なのである。

世の中、「どーでもいいこと」で満ち溢れている。




そんな中、僕が「どうでもよくない」と思える、数少ない表現者こそが、甲本ヒロト(と、真島昌利)なのである。


これまで僕は、彼が立ち止まった姿を見たことがない。常に前進し続けているんだ。


ブルーハーツで華々しくデビューを飾った昭和80年代から、ハイロウズ、クロマニヨンズというバンド変遷の経ていく中で、彼は決して過去のバンドの曲を演奏しないという、ある種のこだわり(?)を持っている。


そこが、すごくカッコいい。


『リンダリンダ』や『情熱の薔薇』『日曜日よりの使者』なんて有名な曲をやれば、ある程度の人々は大喜びするだろう。そんなことは分かりきっているのだ。でも、決してそれをやらない。


そういうことで得られる短絡的な「連帯感」に彼は絶対に頼ろうとしないんだ。うん。


これは、ある意味どんな表現者にとっても理想といえるだろう。

でも、それを実現するとなると、それはもう、大変なことなのである。



来月にはまた、クロマニヨンズのNEWアルバムの発売が決まっている。


これでまた、しばらくの間、退屈を凌ぐことが出来そうだ。


楽しみ楽しみ。