乃木坂にある国立新美術館で『モディリアーニ展』を観てきました。



モディリアーニとは、何気なく手に取った画集に彼の絵があったことが、最初の出会いです。

これは、かなり前のこと。若かりし頃ですね。。。

泊りがけのテニス旅行に行ったとき、残念ながら雨になってしまい、宿泊施設に図書館があったので、そこで、画集を観るともなく観ていると・・・

モディリアーニの絵にハッとさせられました。

大胆な姿態の裸婦像、そして、特徴的な首の長い婦人像。

ずいぶん変わった絵を描く人だなぁ・・・神経質で病的な女性が描かれている、そんな印象でした。



今回、初めて実際に絵を観ると、それとは、まったく違っていました。

通称、「マリー・ローランサン」の肖像は、意思のある瞳が印象的な抜群に美しい女性像。


妻のジャンヌ・エビュテルヌも多く描いているようですが、
「赤毛の若い娘(ジャンヌ・エビュテルヌ)」は、ハッキリとした瞳で、ちょっとキツイ感じ。
「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」は、瞳のない水色の眼で、少し儚げ。
同じ女性を描いていても、ずいぶん印象が違います。

また、「肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ」は、うっすらと水色の瞳が描かれて、優しい表情です。
このポストカードは、人気のようで何人かの人が手に取っていました。
わたしも欲しかったけれど、会計が混んでいたので断念。(待つのが苦手でして)


この美術展の最後の方で観た「ブロンドの若い娘の胸像」「黒い服の女」「婦人像」などは、頬に赤みがさし、生き生きとした表情で、語りかけてくるようでした。



モディリアーニの絵について、30分の短いレクチャーがあったのですが、『瞳を描いているのは現在そこに居ることを表している。』そして『瞳のないのは、現在だけでなく未来も見つめていることを表している。』というようなことをおっしゃっていました。

なるほどなぁ、画集では“覇気のない女性”としか見えなかったけれど、実物の絵はぜんぜんそんなことなく、むしろ力強さを感じられたのでした。