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わたしの所属するNPO法人「FPネットワーク神奈川」には、さまざまな研究会があります。

わたしは3つの研究会に入っていて、そのひとつに「子どもの金銭教育研究会」があります。

小学校低学年くらいの子どもたちに、「ありとキリギリス」など、童話を題材にした絵本の読み聞かせをするのですが、他に題材になりそうな童話を探してました。

そこで、村上龍の「おじいさんは山へ金儲けに~時として、投資は希望を生む~
という本を見つけ読んでみました。

「かちかち山」や「さるかに合戦」などを題材に、それぞれお話を作り変えているのですが、ちょっとシュールでブラックな内容となっているので、小学校低学年には不向きでした。(もともと童話はブラックなものもありますけど^^)
中学生くらいで理解できる内容かな・・・。

この本の最後に村上龍氏、山崎元氏、北野一氏の三者対談が載ってました。

個人投資家へのアドバイスをするとしたら、北野氏は「その投資家の資産の内容による」と答え、山崎氏は
「だいたいアドバイスにしたがって買うようなやつに私はアドバイスをしません」
とのこと。

山崎氏はこうも言っています。
「“わかりやすくアドバイスしてくれ”という心理にも卑しいものがあるんです。“理屈はいいから、とにかく何を買ったら儲かるのか教えてくれ”という。」

そうなんですよね・・・資産運用の相談では、確かに「何が儲かるの?」ということを聞きに来る人がいます。
北野氏や山崎氏のように有名ではないけれど、FPということで、わたしにもそう聞いてきます。

株は買いどきなの? Reitは? 金(きん)は?などなど・・・

何が儲かるのかわかったら、人に言わないでこっそり自分だけ買いますよねぇ(^^;)



また、山崎氏はアドバイスする側について、こんな意見も言っています。

「“何のために積み立てるお金なのか、その目的、使い道をはっきりさせなさい”というマネーのアドバイスをよく聞きますが、あれは急所をはずしていると思います。」
「これは結婚資金だから特別のリスクの取り方がある、という見方はしないほうがいいと思います。」

まさにその通りだと思います!

でも、金融機関から「目的別資産運用の方法」なんてタイトルで原稿を依頼されることもあり、仕方なくむりやり書いたりすることがあるんですよね・・・(^^;)



「絵本の読み聞かせ」の題材という本来の目的には合致しなかったのですが、投資について答えたり、教えたりする場合に参考となる1冊でした。