こんにちは。
解離性同一性障害の方が
解離を障害としない生き方が
できるように発信をしています。
解離アドバイザーの
湖本とうこです。
(死んだふりも実は解離????)
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フラッシュバックが起きた時の
対処法についてのお問い合わせを
いただきました。
フラッシュバック
とても辛いですよね。。。
一度蘇ってきた記憶が
頭から切り離したいのに
なかなかできなくて
ずっとずっと同じ
悲しい場面が思い出されたり
この時の状況を同じ状況に
引き戻されたような気持ちになって
逃げ出したくて
なんとかしたくて
もがきまくるという経験が私もあります。
フラッシュバックは
震えや呼吸困難
幻聴のようなリアルな声が聞こえたり
頭痛、胸の痛み
めまい、体温の低下
などの体の変化以外に
辛い体験をした時に感じた
感情がそのまま過去ではなく
今、まさに起きた出来事のように
感じることがほとんどです。
「心が引き戻される」
と私はよく言います。
フラッシュバックが起きた時
私がその辛さから逃れるために取っていた方法は
「睡眠薬を飲んで眠りに落ちる」
方法でした。
しかし、それは
フラッシュバックから逃れる方法ではありましたが
フラッシュバックをなくす方法ではなく
また状況があれば
同じ苦しさを味わう一時しのぎの方法でしかありませんでした。
また、体が興奮状態のものを
落ち着かせるには
強めの薬を飲むか、量を増やさないと眠ることはできず
「体への負担」を考えると
何度も使ってはいけない方法でもありました。
フラッシュバックが起こる時
私は2パターンあって
・私自身が辛い時
・交代人格がフラッシュバックを起こす時
がありました。
賛否はあるかとも思いますが
当事者である私の体験と
信頼できる交代人格たちの意見を聞くと
解離で人格が交代できるならば
「フラッシュバック時に他の人格に交代する」
方法が一番いいです。
これは、「当人が逃げているだけだ」とか
「それこそ一時しのぎだ」とか
言われることもありますが、そうではないのです。
まず1つの理由として
フラッシュバックの起こる原因の
過去の記憶を何度も「体感」することは
その後の回復に悪影響なのです。
本来人間は
辛い感情を時間とともに上手に受け止め忘れていくことで
前を向けるように脳がなっています。
時間がたってもうまく受け止められなくて
忘れられない場合にトラウマになってしまいます。
受け止めきれないほどの問題であったり
忘れられないほど何度も繰り返し傷つくと
脳は心とからだの機能を守るために解離を起こします。
つまり解離を起こすほどの
辛い体験であったということが大前提のポイントなのです。
さらにこのフラッシュバックが起こることで
フラッシュバックを起こしている人格が
さらなる解離を増やしてしまうこともあります。
人格が不必要に増えてしまう可能性もあります。
解離を起こすほどの苦痛は
相当なものなのです。
それを本人に受け止めさせるのは
「脳にダメージを与えてもいい」
と言っていることと同じなのです。
自然界では、危険から逃げることが本能であり
当たり前です。
人間ほどこの危険からの逃げを理性で制御して
自ら逃げようとしない生き物は他にはありません。
「苦痛に耐えてこそ成長」は
耐えられる苦痛だからできるのです。
解離を起こす原因は人それぞれですが
「当人は逃げている」という方には
ぜひ同じ苦痛をもし味わえる機会があったら
味わってみてはいかがでしょうか?
それが
体に与えられる苦痛が何年も続いても耐えなければなりませんか?
信頼できるはずの人間に表では大切に扱われふりをされて
裏では精神的に肉体的にいじめ抜かれていて誰もそのことを信じてくれなくても耐えることが成長なのでしょうか?
世の中には信じられないほど
辛い体験はあるのです。
その裏の世界を知ってそれを受けてみても
なお同じように「その苦痛を受け止めていけ!」などと言えるのでしょうか?
多くの「当人の逃げ」という人は
多角的に人の痛みをご覧になったことがないのかと思います。
「逃げだ」と言った人には
平気であった体験も
別の人には耐え難いことかもしれません。
その人が体験してきた苦痛が仮に
それでも俺、私は生きてきた!
と胸をはって言えることでも
解離を抱える人は
「むしろ殺しください」と思えるような
生き地獄を味わっていることだってあるのです。
物差しを同じにしてはかると
ここでズレが起きてしまい
「励まし」が「刃」に変わることもあります。
フラッシュバックを起こしてしまう時は
できるだけその問題から距離をおく、
距離を置かせてあげるのが
自然な方法です。
体が危険信号を出しているのに
あえて危険な所に連れていくのは
毒を飲んで癒えていない体に
さらに毒を飲むのを勧めているようなものです。
成長のために過酷なトレーニングをするのは
もっと精神的な体力が
ついてからでも遅くはないのです。
フラッシュバックの対処法についてですが
フラッシュバックが起きた時に
平気な人格に変わることで
体のホルモンも
不安定な状態から安定な状態へ
変わります。
何も薬でコントロールしなくても
自然に心への負担のかかり方が
最小限になる方法を
体は知っているのです。
交代人格が上手に対応してくれるためにも
交代人格との関係をよくするのも大切なことです。
この時交代する人格は
精神的に落ち着いた人格でなくてもいいですが
周りに攻撃を与えることはいけません。
そのルールは人格間で
ちゃんと決めて守るようにしましょう。
状況によっては
体が危険な状態に晒されている時もあります。
その時は第三者の助けを呼んででも
その場から離れましょう。
色々な面でも
交代人格とはいい関係でいられるように
普段からノートなどで
コミュニケーションを取るのがいいです。
いがみ合っていてはうまく
心のケアをしていくことはできません。
人格たちの協力を得ながら
フラッシュバックの
きっかけになった辛い体験を
そっとしておく
体と心が余計な傷を増やさないようにする
距離を取ることで少しずつ少しずつ
その体験と時間的な距離を取ることができます。
そうすると次第に
その体験で傷ついた心が癒えていきます。
癒え切るまでは相当な時間がかかります。
辛い記憶、体験から
距離をおく
掘り起こさない
触らない
平気な人格に助けてもらう
これが私が長年
人格たちと試行錯誤しながら
やってきて一番最適だった方法です。
結果、私は今では
フラッシュバックの原因となる
記憶が蘇っても体が調子が崩れたり
心が不必要に暴れることもなくなりました。
どんな問題でも
一体何が本当は自然なのか!?
ということに目を向けてみてください。
きっと
「これが当たり前」
「これが正攻法だ」と
言われていることの多くが
自然とは大きくかけ離れて
余計に心身の負担を増やしていることもあるんだと
気がつくはずです。
そして忘れてはならないのが
ずっとずっとそのままではないということです。
辛い過去、体験はちゃんと
癒えたり、受け止められるようになり
最終的にフラッシュバックを起こさなくなるのです。
これは「逃げ」ではなく
ちゃんとした「フラッシュバックの対処法」さらには
「フラッシュバックを起こさなくなるための方法」なのです。
ただし交代が多いと
記憶もそのぶん分けてしまったり
頭痛が起こることもあります。
フラッシュバックが起きることが
頻繁にある方は
一度今の環境自体に問題はないのか
ストレスがかかる場所ではないかを
確認してもし当てはまるなら
環境の改善を先に考えてくださいね。
参考になれば嬉しいです。
解離アドバイザー
湖本とうこ
