気合が入らなくなっていたことも、睡魔の一因であった。軍国主義の足音が次第に高まっていくなかで、兄の忠告に発奮した意気込みは、逆比例的に尻すぼみになっていった。いずれは兵隊にとられるのだと思うと、多くの人が刹那(せつな)的になる。


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