鬼頭工業 30年の歩み 004鬼瓦を作らせてはそ の右に出るものはいない――という腕前をもった父親・形次郎だったが、天は二物を与えてくれない。収入を得るや、その大半を酒とばくちに投じてしまう有様で、幼い子供を残したまま、無断で外泊することもしばしば。周囲の人々がみかねて、母亡きあとの双生児のうち、三男・雄一は親戚に引き取られて行き、残された一雄の面倒は、10歳年上の長男・釦太郎がみることになった。鬼頭工業株式会社|KITO MAC|