坊っちゃん
夏目漱石
1906年(明治39年)発表
11冊目。夏目漱石の名作、坊っちゃんです。
江戸っ子の主人公は「四国の辺」に赴任します。
慣れない土地で生活が変わり、それでも自分の思うように生活していこうとするのですが…
なんというか、現代と変わらないですね(´-ω-`)
働く上で人間関係というのは難関です…。
(しかしそこで暮らす人々の語尾の「ぞなもし」が可愛かったです(*´ω`*))
小者の媚びっぷりもある意味すごかったですw
主人公にはね除けられても「こりゃ恐れ入った」と全く悪びれずめげない。
ちょっと最後の方には愛着が湧いてしまいましたよw
そして、
ー世の中に何が一番法螺を吹くと云って、新聞程の法螺吹きはあるまい。
ちょっと笑いましたw一番とまで言われてるw
100年以上前から報道の偏りというのは問題になってたんですねえ。
というか、昔の方が情報が流通してなかったからひどかったんですかね。
江戸っ子の単純で義理人情が厚くて、
曲がったことが嫌いな生き方を見せてもらった、
気持ちのいい作品でした!(&会津っ子も!)
*この年代の他の作品メモ
草枕(1906)。破壊(1906)。蒲団(1907)。
遠野物語(1910)。一握の砂(1910)。