通勤文学史

通勤文学史

片道20分、往復40分。
素晴らしき日本文学の世界へ!

うっかり仕事辞めました\(^o^)/
なんで通勤ではなくなりましたが、
できるだけ1日20分の朝読書を続けたいと思います。
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坊っちゃん
夏目漱石
1906年(明治39年)発表

11冊目。夏目漱石の名作、坊っちゃんです。

江戸っ子の主人公は「四国の辺」に赴任します。
慣れない土地で生活が変わり、それでも自分の思うように生活していこうとするのですが…
なんというか、現代と変わらないですね(´-ω-`)
働く上で人間関係というのは難関です…。

(しかしそこで暮らす人々の語尾の「ぞなもし」が可愛かったです(*´ω`*))

小者の媚びっぷりもある意味すごかったですw
主人公にはね除けられても「こりゃ恐れ入った」と全く悪びれずめげない。
ちょっと最後の方には愛着が湧いてしまいましたよw


そして、
ー世の中に何が一番法螺を吹くと云って、新聞程の法螺吹きはあるまい。
ちょっと笑いましたw一番とまで言われてるw

100年以上前から報道の偏りというのは問題になってたんですねえ。
というか、昔の方が情報が流通してなかったからひどかったんですかね。


江戸っ子の単純で義理人情が厚くて、
曲がったことが嫌いな生き方を見せてもらった、
気持ちのいい作品でした!(&会津っ子も!)



*この年代の他の作品メモ
草枕(1906)。破壊(1906)。蒲団(1907)。
遠野物語(1910)。一握の砂(1910)。