私の高校時代
高校に進学し、不良仲間と付き合いだし、出会いも増え、
(不良は出会いが多いんですね(笑))それなりに楽しく
やっていました。
不良仲間との付き合いが面白くなり、あれだけ一生懸命
やってきたサッカーを辞めてしまいました。
「この3年間は遊びまくるぞ」と決意を固めたのですが、
何故か彼女ができなかったのです。
友達はほとんど彼女がいて、毎日一緒に帰ったり、
デートしたり、「昨日3回もやっちゃったよ!」という会話で
盛り上がったり、とにかく楽しそうでした。
私は不良仲間の間では唯一の「童貞」となってしまったのです。
そして高校3年の夏、かつてない悲しい事件が起こりました。
なんと1つ年下の弟に先を越されてしまったのです・・・。
涙が出ました。悔しいやら情けないやら、何ともいえないこの
精神状態を分かっていただける方もきっと読者の中にいること
でしょう。
友人はみんな童貞を卒業しています。私だけ童貞です。
高校生同士の会話は、セックスの話が非常に頻繁に飛び交います。
ある日友人6人くらいで話しているとセックスの話になり、
ある友人に「この中でhiro(私)だけ童貞じゃん。ダッセ~!」
とさんざんバカにされました。
そんな私にも好きな女の子はいました。
顔は美人とは言えないのですが、笑顔がかわいく、ショートカットが
似合うちょっと幼い顔をした女の子でした。
童顔なのですが巨乳で、それがまた何とも言えない色気を
醸し出していました。
たまに廊下ですれ違うと二言三言話をしました。
私はその子に会うために学校に行っていたようなものです。
いつかは告白しよう、と密かに思っていました。何となく向こうも俺の
ことを好きなんじゃないか、という気がしていたのです。
ある日、また友人何人かと喫茶店で話していると、ある友人が
「俺、あいつとヤッちゃったよ!」と嬉しそうに話しているのが
聞こえました。
もしかして、と思い耳を傾けると、「あいつ」とは私が大好きな女の子
のことだったのです。しかも相手は私を童貞だとさんざんバカにした奴。
「まさか・・・嘘だろ・・・」
目の前が真っ暗になりました。
私はその時から友人との付き合いを遮断するようになりました。
その女の子も無視をするようなりました。
学校が終わっても友人とつるむのを避け、すぐ家に帰りました。
久しぶりに会った中学時代の友人には「お前、中学の時と比べて
覇気がなくなったな。」としみじみ言われました。
その頃から私の頭の中には、「早くここから逃げ出したい」という
思いが強く芽生えてきました。
この狭い田舎から飛び出し、東京に行く。そこで彼女をつくるんだ、と。
しかし逃げたところで、良い結果は生まれない、ということが後々
よく分かりました。
逃げ場に選んだ東京で、自分自身が変わらなければ結果は同じなんだ、
ということを嫌というほど味わったのです。