先日、偶然にも前職で一緒に働いていた人に出会いました。
15年振りくらいでしょうか。懐かしくて積もる話しは尽きないのですが、話題の中心は新入社員の頃のお話し。
「よー、怒られたね!!」
「ホント、ホント、いっつも怒られてたよね」
と、今でもこの話題で始まるくらい、振り返ると新入社員の頃はロクでもないことをやらかしていました。
・山のようにある来客用のお茶碗を洗いながら、第九の合唱をしたり。
・社用車の駐車場で捨て犬を飼ってみたり。
・計算が苦手な人の仕事を、内緒でこっそり手伝ってみたり。
こんな類のことが、その他モロモロ盛りだくさんです。
今でこそ笑い話しですが、私たちのような困った新入社員を抱え、上司はさぞ頭が痛かったことでしょう・・・。本当に申し訳ありません。
振り返るとロクでもないことですが、当時はそれなりに理由がありました。
・足が棒のよう・・・歌でも歌わないと元気が出ない!お客様に笑顔で接客が出来ない。
・社内に迷い込んだ犬を、どうすれば良いのか分からない。
・計算が得意な人が手伝ったほうが、正確で早く終わる。
誰もが、「仕事を辞めたい」「こんな仕事をさせる上司が悪い」ではありません。
上司は「また、やったかぁ~!!!」と言いながら、私たちの話しに耳を傾けてくれました。
お互い本音で話す、本音で接することで、私たちは職場のルールやマナーを学び、上司は新人の育成ポイントを見出す、そのような関係でした。
とんでもない行動をしていた新入社員時代ですが、「本音で話す、本音で接する」ことは、今でも大切なことだと思っています。
キャリアコンサルタント 松永