お仕事で相談に来られた方と、日々「職歴の振り返り」という作業をしています。
応募書類を作るために、働いていた期間を正確に思い出す必要があるのですが、
中高年世代の方々は、すぐには思い出せないことが多くて。
そんな時、
「20歳、30歳、40歳と節目の年に、何をしていたか思い出せませんか?」
とうかがうと、あぁそういえば…と思い出してもらえることが多いです。
私も、20歳、25歳、30歳、35歳…(そろそろこの辺でやめておきますね)
節目の年にあった出来事は、意外とよく覚えていて。
そんな思い出話を一つ。
30歳の頃は、派遣で営業事務の仕事をしていました。
…ミスが多くてよくしかられていました。
今、事務作業には正確性が必要!と強く信じていられるのは、
あの時の苦い思い出があるからですね。
とある営業社員の方と雑談していて、
その方が骨髄バンクに登録しているという話をうかがい、とっても驚きました。
登録する勇気はなかったものの、気になっていた骨髄バンク。
そうか、身近な人が、するりと登録されるのだなと肩の荷が下りたというか、
30歳の誕生日を過ぎてから、私も骨髄バンクに登録したのです。
(ちなみに…今の年まで、骨髄がマッチする方はいないようで、連絡はきません)
昨年、100キロウォークというイベントに参加した時、
スタート地点で、その営業社員の方と、ばったりお会いしました。
○○年ぶりです!!
骨髄バンクに100キロウォーク。
興味を持つ視点が似ていたのかと、妙に楽しい気分になりました。
正直言うと、その派遣の営業事務の仕事、
楽しい記憶はほとんどなかったような気がしていたのです。
でも、失敗だらけの思い出も、何気ない雑談も、
間違いなく、私の人生の糧になっていました。
今お仕事について考えているみなさんも、
悩んでいる日々、出会った人間関係が、日々の糧になっています。
だから、毎日を大切に、送っていただけたらと思います。
キャリア・コンサルタント 尾畠