それって、聴いてるフリかも知れません。 | ほめ方の伝道師・谷口祥子

ほめ方の伝道師・谷口祥子

20代に対人恐怖症に陥った経験がありましたが35歳でコーチングに出会ったことで、人間関係が激変。<承認すること>が人間関係を豊かにし、仕事や人生を大きく飛躍させると気付いたことから「ほめ方の伝道師」として活動しています。

こんにちは。思いこみクリアリングカウンセラーの谷口祥子です。



蒸しアツい日が続きますが、お元気でしょうか?



さっき玄関の盛り塩を見たら、浮島のようになっていました!
湿度が高くて空気中の水分を吸っちゃったんです~。



この前ハッと我に返った出来事がありました。



6人ぐらいの仕事仲間と
ファミレスで話していた時のことです。



みんながニコニコ笑ってうなずきながら私の話を
聞いてくれるのを見ていて



「それにしても・・・昔と違って、
ちゃんと話を聞いてもらえるようになったなぁ」
としみじみ思いました。



しかし次の瞬間、ハッと我に返りました。



「いや、これは危険だな。私もいい年になってきたから、
みんな立場上聞かなくちゃいけないと思って
ニコニコしながらうなずいているだけかもしれない」と。



会社で役職が上がったり、
社会的なステイタスが上がったりすると
誰でもある程度話を聞いてもらえるようになります。



話を聞いてもらえると気持ちよくなって、
自分がすごーくいいことを
言っているような気になることってないですか?



すると、その場に必要なことだけでなく
余計なことまでペラペラしゃべってしまい
みんなの時間を奪ってしまう可能性があります。



もちろんのまわりの人たちの役に立つ
知識や経験を語ることは大切なこと。
しかし自分の話に酔ってしまうと
みんなの本音に気づけなくなる危険性があります。



満面の笑みでうなづいて、
「そうですよねー」などとあいづちを打っていても、本当は・・・



「話が長いなぁ」「また同じこと言ってるよ」
「早く本題に入ろうぜ」「もう帰りたいなぁ」・・・
などと思っているかもしれないのです!!



話をよく聞いてもらえるようになったら、
その場にあった適切な内容と長さを心がけ



実のある打ち合わせや交流の場となるよう
にしたいものですね。



自戒をこめて!

────────────────────────────
言いたいことがいえない、人のちょっとした言葉にカッとなってしまうなどコミュニケーションの課題を解消したいあなたへ。

────────────────────────────
谷口祥子の最新刊「図解入門ビジネス コーチングの手法と実践がよ~くわかる本」第3版

────────────────────────────