会社の担当者の方に結論を聞くために再度、会うことになりました。
会社の担当者の他に、今度は幹部1人も同席です。
この日のために、私たちはメンバーと事前に想定問答をしました。「もしこうやって言われたら、こう返す」「反論されたら法的な箇所を説明」と話し合いました。
そして、それでも却下されたら次は弁護士に相談と、その先の対策を考えました。
未払い賃金、有給付与(使用)と保険加入の拒否は法的にアウトで会社がどのように言い訳をしようが大勢のパートの証拠と証言があるので逃げ切るのは無理なはずです。
いよいよ話し合い当日です。
メンバー同席で録音の許可を得ました。
労働局から指摘を受けたことについて結論は出ましたか?と質問したところ、
調査中で結論は出ていません。
しかも賃金未払いも払わないといけないの?
この危機感のなさが現状を作り出しているのがわかります。
パート数十人の証拠と証言を提出し、これまでのパワハラと労働基準法違反を幹部に説明しました。パワハラもパートの3分の1が証言しているのと、今後、被害者全員で集まって会議室で聴聞会を開きたいので、そこに加害者である2人と幹部の同席を強くお願いしました。
幹部の1人が言いました。
パートの全員がパワハラにあったわけじゃないよね?
他にされてない人もいるから、その人たちの意見も聞かないとわからないよね?
数でいったらされていない人のほうが多いから。
頭が真っ白になり、言葉がでませんでした。
えっ?パワハラって多数決なの?
1人でも被害者がいたら、それはダメなんじゃないの?
この人たちニュースとか観てないの?
想定問答にない回答のうえに、パワハラを数で決めている一言に頭をバットで殴られたような衝撃でした。
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