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​パートの人たちにも声をかけて一緒にパワハラと労働基準法違反の問題に取り組むことにしました。会社では事実確認をしているところです。〈10〉


パワハラと労働基準法違反をした2人に事実確認をしている間、私たちはさらに証拠と証言を集めました。


会社の誠意ある対応を期待する一方で、2人が虚偽の説明をする可能性が高いのでこちらも準備をはじめました。


それから1週間、2週間と経っても会社から返事がありません。


メンバーが何度、連絡を入れても「まだ調査中」と進展がありませんでした。


労働局も呆れていて、「こんなことすぐに答えをだすべき」と。


会社からどこまで調査が進んでいるかの連絡は一度もありません。


2ヶ月目に入る頃、労働局から「もう一度、会社の担当者の人と話してください」と言われました。


そこで、私から会社の担当者に電話をすると、


「調査をしてますが福島さんたちの話と食い違うので本人に謝れとも言えません」


ああ、やっぱりウソついてごまかした。思ったとおり。しかも、話を鵜呑みにして謝罪はさせない…これがパワハラの対応?


わかっていましたが、またドン底に突き落とされました。本人が虚偽の説明をしたことよりも、会社の窓口の人の対応が酷すぎてこっちのほうがショックでした。こちらは前回、話し合ったときに証拠も提出しているのに何一つ、解決してないんです。


メンバーの言うとおり信用できない担当者だと心底思いました。


そこで私から「さらに証拠と証言をパートのみんなから集めました。それと、労働局から再度、話し合うように言われているのでお時間いただけますか?」と申し入れました。


話し合う約束をして日にちを決めました。

時間は後日、連絡をくれることになりました。


ところが約束の日が迫ってきても時間の連絡がきません。ついに当日、連絡がないのでメンバーが担当者に連絡を入れると、会う気が全くなく約束は反故にされました。


するとメンバーの1人が「もう、こんな会社無理。これまでの対応だってひどいのに、こんな誠意のない人がトップにいるなんてもうダメだ」と言い出しました。


すっかり心が折れてしまった様子です。強い人で弱音を吐いたのを見たことがなかったので衝撃でした。


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