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​パワハラと労働基準法違反を労働局から会社に連絡をしました。〈7〉

会社の上の人から後日、私たちに連絡がありました。日程を決めたので、いよいよ話し合いです。


当日、メンバーの1人は眠れなかったそうです。紙にはびっしりと話すことが書かれていました。漏れ無く全てを話したいという気持ちが伝わってきます。


会議室で担当者のAさんと面会しました。物腰が柔らかくて話をよく聞いてくれそうな雰囲気でした。


しかし、メンバーの1人は以前、別件でこのAさんと話したことがあり「組織ぐるみの可能性があるから信用しないように」と私に言いました。


労働局に提出した文書と証拠をわたしました。


労働局からいわれたとおり法的なところから話していきました。次に違反とパワハラを繰り返す要因となった管理職とパート(女性)、この2人について説明して隠蔽されたことも話しました。


Aさんは、「本人たちから事実確認をするので時間をください。2人の周りの人たちにも聞きますのでこちらから連絡します」と説明がありました。


双方から話を聞くというのは手順としては当然のことですが、一度、隠蔽した2人がまた虚偽の説明をするかもしれません。


しかも、この2人の周りの人たちからも聴取をするとなると隠蔽に加担した人物もいます。


そのことも私たちから話しました。そして、私たちのメンバーの1人が、「私たちはこれで解決しなかったら、当事者2人を労働局に呼んで話す覚悟でいます。私たちは嘘はついてません。最後までやるつもりでいます」と言いました。


さらに、もう1人のメンバーも質問しました。

「Aさんも、違反の件に関わってますよね?私と以前、話したことあるのを覚えてますか?」


すると会社のAさんは違反ではなく、手続き上のミスだったと謝罪していました。しかし、質問したメンバーは信用していません。


未払いの賃金の問題、保険、有給、パワハラについて調査をして結論を出してくれるようにお願いしました。


担当者のAさんは終始、丁寧な対応で落ち着いて説明していましたが、これが後に不誠実な対応に変わっていくことになりました。