スターマン | 若草色のねんねこ

若草色のねんねこ

私は私の中のたくさんの私と生きてゆく事を誓います


何ヶ月も前のことだけど、地デジに切り替えたときのお話

渋いワインレッドのAQUOSを買って
セッティングしに業者さんが来てくれた

来てくれたのは30歳くらいの毛深いお兄さんと
とても若々しい(スニーカーの紐が星柄だった・・)40代?くらいのお兄さん

星柄くつ紐のお兄さんは、転職組なのか、歳の割りに新人の様子で
毛深兄さんの指示がないと動けないといった感じ

毛深兄さんは小慣れた様子で自分の作業しつつ、星柄兄さんに指示をするのだけど
星柄兄さんはいかんせん新人
素人の私が見てもトローリしていた

ただ星柄さんはやる気なくトローリではなく
知らないから、分からないからトローリしているだけで
言われたことは一生懸命がんばっていた
「後で床拭かなくちゃなあ」と私が思うくらいに汗だく
でも、出来ていない。やることなすこと毛深さんがやり直さないと駄目なくらい

そんなやる気空回りの星柄さんに対し、毛深さんは明らかにイライラしていた
星柄さんはあまり気の付くタイプじゃないのかなーなんて思いつつ私はぼーっと作業を見ていた


二人とも何度か部屋と車を行き来した
その度に私は靴を揃えて直していたのですが
毛深さんは何にも気付かず、玄関で乱雑に靴を脱ぎ続けたのに対し
星柄さんは二度目に玄関に立った時にすぐに気付いた
「ありがとうございます」たどたどしく言って外に出て
また戻って靴(紐は星柄)を脱ぐときには
自分できちんと揃えて入室した

作業が終わるまで一度も気付かなかった毛深さん
一度気づいたら最後まで靴を直して上がった星柄さん

星柄さんは本当にトロくて気の付かない、「できない人」なのか・・
たかが靴のこと
されど靴、と私は思った

私にも後輩はいるし、「何度も教えたのに出来ない」
という状況にやきもきしたり
イライラする気持ちはなんとなく分かる
私が知り得ないとんでもないミスのフォローを何度もさせられてきたのかもしれない
それに、お金が発生している以上「確かな仕事をする」のは重要な必須項目であると思う


でも、星柄さんは気遣いというものを知っていて
「ありがとうございます」と言える気持ちを持っていた

私はありがとうを言われたくて靴を直したんじゃない
次に彼らが出ていくときに履きやすいようにと思っただけ
その気遣いに気付くことは
教えられたからってすぐできることじゃないのかもね

星柄さんは仕事を覚えたら、お客様や同僚に信頼される
いいスタッフになるんじゃないかなーと思う

がんばれ星柄さん!