PTsch-Gala | 若草色のねんねこ

若草色のねんねこ

私は私の中のたくさんの私と生きてゆく事を誓います

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先日、最高の夜!と叫ぶだけ叫んで
その後なにも書いていなかった・・


あの日は、六本木のサントリーホールまで出かけて
チャイコフスキー国際コンクールのガラコンサートを鑑賞してきました

一緒に行った人がお腹を壊している上に風邪気味
という最悪のコンディションの中
一曲目の声楽、エフゲニー・オネーギンの手紙の場面で
タチアナが手紙にオネーギンへの熱烈な愛をしたためる中、
案の定、ゲホゴホ咳き込んでおられました

咳き込んでいる間は
あら、大丈夫かしら、心配だわあ・・
くらいに思っていたのですが
二曲目のセルゲイ・ドガージン君のヴァイオリン協奏曲が始まったら
なんとか咳は治まったものの
今度は腹から轟音が・・!

ことある毎に響く
ぐごぉぉおおおお・・
日本一のホールが響かせるのは
舞台の上のプレイヤーの作る音だけじゃなかった・・

そもそも私がガラコンサートに足を運んだ一番の理由は
正にこの「ドガージン君のヴァイオリン協奏曲」であり
タチアナの愛が咳にかき消されようとも
本命は次さ、という気持ちがあったから許せたのですよ

まったく音楽に集中できないまま
ちら、と隣に目をやると
鳴り止まぬ己の腹部を押さえながら焦りまくる同伴者が・・

もはや怒りや残念な気持ちを通り越し
笑いが込み上げてしまう私

必死で笑いをこらえる私、
ごうごう鳴らしながら焦る隣人

ぐぅおごごごぉぉおおお!

こ、こいつめ!今日一番の轟音・・
そんなこんなで私は
プルプル震えながらドガージン君のヴァイオリン協奏曲を聴いたのでした

気を取り直して、次
ロココの主題による変奏曲
登場したのはアルメニアのチェリスト、ナレク・アフナジャリャン氏

この演奏の間も隣からの轟音は鳴り止むことはありませんでしたが
ところがどっこい、まったく気になることもなく
アフナジャリャン君の演奏に引き込まれてしまいまして・・

いやーびっくり
チエロの演奏をあんなにも面白いと思ったことはない・・
(私の主観では)曲調的に「面白い」って感じの曲ではないのに
同じ曲をまた聴きたいし、チャイコ以外のも聴いてみたい!

トリは、ピアノのダニール・トリフォノフ君
己の騒音に落ち込む隣人に
大丈夫!次の曲は静かな部分そんなにないから!
と励ますも、やはり・・鳴るわな

ガラコンサート終了後も
アフナジャリャン氏の素晴らしい演奏と
隣人の轟音についての話題で
テンション下がらぬ私でした


そういえば、いまエフゲニー・キーシンが来日していますね

どっかひとつくらい公演に行けたらなあと思っています