おはようございます。

皆さんのところは雨が降っていますか?

クマのところはずっとふっていて、警戒レベルマックス5です。

こんな雨はここに住んで初めてかも。

 

でも、雨は心配ですが、この時期にこんなに雨が降ったら、

大切な田植えができなくなってしまいます。

6月30日の大祓いで厄災を浄化し切れなかったのでしょうね。

 

日本中が大雨で外出できないから、神社にも行く人が

すくなくて、神様もおききとどけてくださらないかも。

 

でもね、みんな頑張っているから、きっと神様も

お力添いくださるでしょう。

炭酸でも飲んで、スッキリと神社エール?

 

閑話休題、

皆さん、この候に使われている

半夏生(はんげしょう)をご存知でしょうか? 
別名を烏柄杓(からすびしゃく)とも言います。

この写真は今朝撮った我が家に咲いた半夏生です。

葉っぱの下半分のみが白く化粧したようになります。
  

この花は、生の状態では毒性が強く、

シュウ酸カルシウムが多いとされています。
  

食用には適さないのですが、乾燥させると

痰きりとかコレステロールの吸収抑制剤と

して生薬となるそうです。

  

今日も全国的には大雨でしょうか?

この候に降る雨は大雨になることが多く、

この候の呼び名を採って、

「半夏雨(はんげう)」と謂われます。

  

このところの各地の天気を見ていますと、

やはり大雨となりやすい状況ですから、

各地とも雨には気を付けないといけないですよネ。
 

特に、田植え等の農作業は、この候に入る前に

終らなければ、毒気が入ると忌み嫌われたものです。

湿気が多くて、根腐れするからでしょうか。

 

このようなことが重なってか、7月1日は、

暦では、「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と言います。

  

この日に、地獄の蓋が開き、地獄の住民が

この世に出てくる。

7月1日はこんな日でした
  

折角、6月30日は半年分の穢れを祓ったばかり

だと言うのに、
 

まあなんて大変な日なんでしょう。

でも、この先は何事もよく展開して

くれるように祈念します。

  

皆さん、こんな暑さや湿気に負けないように、

何日かは酒肉を止めて、身体を休めて、

鬼に付け込まれないよう養生しましょう。

 

クマも2日間ぐらいは・・・、と思っておりました。

  

それで、今日は、鱈腹、御酒とお鮨を昼から

いただく予定になっております。

 

ちょっと身体が良くなるとつい

御酒をいただきたくなります。

クマは紙のように薄っぺらなので

直会(なおらい)をしてこころと身体を

シャンとしなければならないノデス。

 

さてさて、こんな日ですが、このような

頃には、助け舟もあるようです。
 

中国の後漢末期、三国志でも有名な医者、

華陀(かだ)が赤壁の戦いにおいて、

死にそうな兵士に紫色の薬草を与え、

  

蘇えさせたとの言い伝えから、

「紫蘇(しそ)」と言われる植物は、

皆さんご存知ですよね。

  

ビタミン、ミネラルが豊富で、整腸作用、

抗菌・防腐効果があると言われます。
  

地獄の釜が開くけど、同じ時期に紫蘇のような

有り難い植物が旬として出てくるなんザ、

神様も捨てたもんじゃないネ。

  

でもサ、日本政府は懲りずに、地獄の釜を

開きたがっていて、神じゃなくてお上のするこたァ、

よく解からねえやネ。
こんなことクマにまで言わせるようじゃあ、

日本もオシメイダネ。


<時候を表わす季語>

勿論、「半夏生」がこの候の季語になります。
本文でも言った通り面白い花です。
  

だけど、この半夏生が出てくると季節が

ガラッと変わるんです。
 


<時候を表わす色>
忘れ草と言う花をご存知でしょうか? 
梅雨の明けた頃、咲くゆり科の花、

萱草(かんぞう)の別名ですが、
 

この花は人の憂さを晴らしてくれる、

忘れさせてくれると言われ、
 

ここから忘れ草と謂われたようです。
この花の色を「萱草色(かんぞういろ)」と言います。

 

この赤味がかった黄色は、古(いにしえ)には喪に服する色、
凶を表わす色として扱われていました。
この花が朝咲いて、夕方には凋んでしまうことから
短命を表わす花、しいては色までもが
忌みとされたのでしょう。
 

時代は変わって現代では、反対に、元気色と

見做されているのは面白いですネ。

 

このような日がまだ続きますが、お身体をご養生くださいマセ。

クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

 

こんな鬱陶しい日はこんなことを書き連ねた本を読むのも

いいんじゃないでしょうか?