若年性認知症と母 -5ページ目

若年性認知症と母

バリバリのキャリアウーマンだった母が、前頭側頭変性症という認知症になりました。病状はゆるりと、確実に進みます。日々感じたことなどを書き綴ります。

前回書いてからずいぶんと月日が過ぎてしまった。

現在の母はというと、大きな変化はないものの、少しずづ進行している。

最近、トイレに間に合わず粗相をしてしまうことがたまにある。
尿意を感じにくくなったのかもしれない。
便座などの認識はできている。

また、食事を残すようになった。
自分から進んで食べず、何度も勧めてやっと食べる。
ぼんやりしていることが多くなり、動きが少なくなった。
物をじっと見たりしている。きっと何かわからないのだろう。


精神面では、ほとんど穏やかな様子。私達が行くとニコニコと喜んでくれる。
嫌なことがあれば悔しそうに文句を言うこともできる。
大したこともないのに笑いながら勝手に話しが進んでいくこともある。


身体面では、運動不足から少し体重が増え、動きが鈍く足が上がらないようになった。


近所の神社に散歩に行く。
喫茶店に入り紅茶を注文。
母の知っている人がいる喫茶店。
紅茶一杯で、母は生き生きと話し出す。


きっと家で穏やかに過ごせる日はあと何年もないのだろう。
ここ数年の変化から、自然とそう察する。
メインで介護をしている父。元々怒らない性格の父。
母を優しく誘導する姿に感謝。
まだ父が若いうちで良かったのかもしれない。

二人の介護が同時に来るより、ありがたい状況なのかもしれない。
そう思えば、今の状況も悲観せずいられる。






若くして、認知症になった母。


…やっぱり良かったなんて思えない。