太宰治の『人間失格』を読みました。

今まで太宰治と言うと、『走れメロス』しか読んだことがなかったので、それ以外は暗い文章しかないと思っていたのですが、勘違いでした。

なんというか、救いですね。あ~この人もそんなことを感じていたのか、という感じでした。

この物語の主人公の弱さを否定できないのは、きっと自分にも似たようなところがあるからなのかもしれない。

確かに、自分ってダメだなぁ~って思わされてしまう部分もあるんですが、読み終えたときには、まぁとりあえず今日と明日ぐらいは生きてようかなというような感じになりました。

読み終わってから知ったのですが、『青空文庫』というwebサイトで全部読めるみたいです。

アンケート結果

慌てずスムーズに進行していただけるところ

ゲストの細かい発言まで良く聞いている

仕切り力 僕らの番組の羅針盤です

ナ: アンケートには司会進行の技術にも称賛の声が集まっていた。田中の腕をスタッフは頼りにしている。




「サンデージャポン」(TBS)控え室


ナ: 生放送の現場を覗いてみた・・・オンエア用のVTRをチェック、太田がじっと画面を見つめるわきで、田中は台本から目を離さない。

田: 一応流れだけ、こう・・・

ナ: 生放送が始まった田中は時間配分をしながら多士済々の出演者に話をふり話題を広げていく・・・・・・放送は滞りなく終わった。生放送の緊張から放たれて田中は・・・

司会進行のコツは?

司会進行のコツみたいなのってあるんですか?

田: ないっす。ないですよ。遊んでるだけみたいな

ナ: かわされた・・・




司会進行の時のコツって本当にないですかね?


田: 何にも思い浮かばないんだよな~そのコツとか・・・・・・みんなプロだからなんか喋ってくれるのね。別に俺が何かひきだそうとかしなくてもみんなね、プロだから・・・・・・だれっでもできる感じ・・・ノート写すのとそんな変わんない


○凡人のつぶやき○
プロには身を任せる






テリー伊藤: すごいやりやすいですよね。ホストとかやるといいんじゃないの。聞き上手だから。あと、相手の心をそんなに深く読まないところ。これは実はすごく大切なことで、最近のお笑いの人たちはみんなすごい優秀だから二手も三手も読むんですよ。相手からみるとそれはつらいよね。受け止めてくれてるのか観察されてるのかわからないから。人の力を引き出す才能っていうのをものすごく持ってると思いますね。そういう人はあんまりいないんじゃないのかなぁ。


Q2 田中裕二のどんな所に「才能の輝き」を感じますか?

人の力を引き出す才能があります






国立演芸場(東京・千代田区)


ナ:その漫才を披露する日が来た。客筋はテレビと全く違う。こんな場所を2人は大切にしている


アンケート結果
 
つっこみは日本一!!

的確につっこむスピード。


ナ: 田中のツッコミは評価が高い。その最上級の褒め言葉が並ぶ。



宇宙飛行士 山崎直子さん


田: 最近明るいニュースと言えばね、宇宙飛行士の山崎直子さん、無事に帰って来ました。すごいですよ、日本人女性では二人目の快挙ですからね。

太: 美人では初めてと言われ・・・

田: 失礼なこと言うな!やめなさい、そういうこと言うのは。向井千秋さんに失礼だろうがよぉ


ボクシング 亀田 父


田: あの亀田の親父がさ

太: 親父が・・・乱暴者

田: ねぇ~あの人がもう判定に不服だって怒っちゃって、日本コミッションの事務総長かなんかを控え室に呼び出しちゃってね、すごい暴言吐いたでしょ

太: 21世紀枠に負けるなんて末代までの恥だ

田: 高校野球の話だ

太: 田中君だって爆笑問題の21世紀枠

田: なんだそれ


ネットで献立検索


田: すごい流行ってるのがあって、冷蔵庫で例えば残ってる食材とかあるじゃないですか

太: 残り物ですね

田: そう残り物、それをね、入力するとそれでできる献立のレシピとかを教えてくれる・・・

太: 結構主婦の人とかって毎日のことだから

田: そうそう

太: 悩むらしいんですよね

田: 悩むからね

太: 冷蔵庫の中に・・・え~大根と・・・ブリ・・・ん、なにが

田: ブリ大根!!ブリ大根作ればいいんじゃんよそんなもん

太: どうもありがとうございました

田: どうもありがとうございました


ナ: 楽屋で太田が意外なことを言い出した

太: 漫才は、もうツッコミまで全部決めますから、このツッコミをしろと。その言葉じゃないこっちにしろ。そこまで決めるから。あとは台本どおりやるだけ。それはもうホントに、100%間違ったツッコミをするから、最初の時

田: 90%くらいだと思うよ

田中さんの一番すごい才能は?

太: どうなんだろうね~あの~考えないところですかね。またゼロに戻ったっていうのが毎回あるだけど、ゼロに戻れることもすごいなってつくづく思うんだよね。

毎回真っ白な画用紙になれるみたいな

田: 寝つきはいいんですよ。ホントに。

太: 全く悩まないんですよ、こいつは。

ナ: こうまで言われて、柳に風となぜ笑っていられるのか



田: 僕は太田とはうまく言ってないんですよ、実は。うまく付き合ってはない、のね。それはホントそうなんですよ。太田は的確なツッコミをしてくれる人が大好きだから、例えばネプチューンの名倉なり、くりぃ~むしちゅ~の上田なりの方が太田とうまく付き合ってるんですよ。で、俺はたまに気づかないとか間違ったりするんで、イラッとしたりするんですね。

田中の存在意義は?


絶対田中さんの果してる役割っていうのもあると思うんですよ。

田: まぁゼロとは言いませんけども・・・

絶対ありますって

田: そうですね、だから太田とずっと一緒にやってたらめんどくなっちゃう人もいるだろうし、俺もたまにあるからね。あとだから、いろんな考えを持つ相方だとぶつかると思うんですよ。俺はホント何にも考えないで平気な人間なんで、その辺は一つありますよね。


○凡人のつぶやき○
考えないからぶつからない




1998年4月 太田光 自宅(当時)


ナ: 12年前の取材VTR(第4回放送(1998))、ネタ作りをする二人、デビューから10年太田は32歳、田中は33歳だった。

太: ホーム・アローンのマコーレー・カルキン君が同い年の17歳の女優と結婚とか、こういう項目とかがこう・・・

ナ: ネタ作りのもとは、当時の流行を田中がまとめたノートだ。

ネタ作りは適当な会話から始まる・・・

太: いや~驚きましたね

田: なんですか?

太: ホーム・アローン、マコーレー・カルキンですか

やりとりを記録するのが田中の役割

田: ホーム・アローンの

太: ホーム・アローンのね、子役の・・・

田: 結局、カルキン君も17歳ってことですよ。

太: こういうのはたいていうまくいかないんです

田: なんでそういうこと言うの、わかんないじゃないですか

太: 成田離婚とか

田: なんで成田なんだよ、アメリカ人だろ、なんでわざわざ日本に来て離婚しなくちゃならないんだよ



太: こういう風に適当に言ってみるんですよ、これかかるかなと思ったら、成田離婚っていう風に書けって・・・

田: 結局作っても全部ボツも、そんなもうそっちの方が多いくらいですよ




ナ: それから12年・・・



2010年4月 太田光 自宅


ナ: 番組司会で大活躍の2人だが今でも定期的に漫才のステージに立っている

田: 最近のニュースとかね・・・

ナ: ネタ作り・・・これも昔と変わらない・・・違いは手書きがワープロになっただけだ

田: 前は手書きで・・・

太: どんどん年を追うごとに仕事が楽になっていく

ネタ作りは今も適当な会話から始まる・・・

田: いや~しっかし、最近あれですね、ゴールデンウィークは分散化するって案があったでしょ、地域によってずらしていくみたいな、これも賛否両論あるんでしょうね。

太: いやですね~ゴールデンウィークの分散化するとね、それにあわせて引っ越したりする・・・

田: そんなやつはいねえよ、どんだけ休みてえんだよ、そいつは・・・・・・みたいな感じで・・・

太: 嫌なんだよこれなぁ

田: これで面白きゃ~今のはホントにアドリブなんでこんなようなことを

太: これでダメだ、ボツだ、ボツだって・・・

田: 繰り返して・・・

太: 10発中1個当たるか当たらないか

田: まぁね

大: メモって

田: それをメモって


ここから、どう組み立てられるかどうかをちょっと観察したいんですけど・・・

太: それ無理

田: 無理です

太: それ絶対無理

田: それ無理です




ナ: 爆笑問題の朝、太田はノートパソコンで新聞各紙に目を通す。

太田光(以下「太」): 朝日、読売、毎日、産経、社説をざっと。どこが意見が違ってるかっていうのを一個だけ読んでてもあんまり意味ないような気がするんだよね

ナ: 一方の田中・・・新聞に目を通すのは同じだが・・・

田中裕二(以下「田」): 朝刊はサンスポ、夕刊は東スポ、これはもうバカみたいに何年もずーっとそうですね・・・・・・巨人強いっすよ・・・




「雑学王」(テレビ朝日)


ナ: 太田は数紙の新聞からネタを仕入れて現場に立つ・・・

太: たちあがれ!日本!

ナ: 一方の田中、何も考えていない・・・

田: 芸能人10人に競って頂きまして通答正答率・・・通算正答率ですね・・・

田中へのカンペ

芸能人10人に競って頂き
通答正答率を出して



太: わかるでしょ!こいつ、カンペ読んでるだけなんですよ!カンペが間違えば自分も間違えるんです・・・



普段どうやって自分を磨いてらっしゃいます?

田: 磨いてないですよ、だから何にも・・・磨く? 俺はほぼ運ですよ、ほとんどが・・・いや、だから俺はホントにそういう人生だから自分で切り開いた感はまったくないんですよね。



火曜JUNK「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)スタジオ


ナ: そんな田中に太田はいつも手厳しい・・・

太: 田中君は本当に必要ないからね・・・ホントに・・・形だけで・・・僕も働いてますみたいな・・・




「爆笑問題のニッポンの教養」(NHK)ロケ現場


太: 何一つお前がやりたいことをやってるわけでもないわけで、おまえなんかさ、嘘ばっかりだよな。




ナ: だが一方、田中あっての爆笑問題という声もある。デビュー間もない頃、ある大物芸人から二人はこんな言葉を贈られた。


「お前ら天下取っちゃえよ 田中は切るなよ」


立川談志: 彼(太田)の値打ちを発揮するために田中を切るなとおそらくいったんでしょう
田中の良い所は?

立川談志: 自分のポジションをよく知ってるってことかな。なかなか他にいないと思うね。お互い様。




「雑学王」(テレビ朝日)収録スタジオ


ナ: クイズ番組の収録の日、田中が不意に我々のカメラを遮った。

田: ここで、ちょっと、すいません。


1時間後


ナ: いったい何をしていたのか

田: 今終わりました。はい。ヴィクトワールピサっていうのがダントツ一番人気、これがやっぱり強いですよね。

ナ: 馬券の予想だった。

田: 真剣ですよだって、はい、こんな状況じゃでないですもん、頭に入んない。

ナ: ほとんど運、馬なりの1着、手なりの勝利、いったいこの男・・・

情熱大陸 600回記念シリーズ(2010年5月16日放送)

ナレーション(以下「ナ」): 夜に瞬く窓明かりの数ほど、明日に滾る情熱は人の世に数限りない。その情熱を一人、また一人、訪ねて綴った物語もこれで600回。その節目に彼らを選んだ。12年前、この番組が始まった頃知った、彼らの情熱がどう実り、どう変わったか確かめたかった。

太田光(以下「太」): ほんとに変わってないね




1988年4月

ナ: その頃・・・

情熱大陸 第4回 1998年4月26日放送

ナ: 彼らは深夜枠のレギュラー番組を獲得し人気が出始めたばかりだった。爆笑問題、太田光(当時32歳)そして田中裕二(当時33歳)・・・当時から太田は天才、鬼才と世評を賑していた。

太: 最近よく言うんですけど、自分ほどね、やりたいことをやれてる人はめずらしいんじゃないかと思うんですよ。この日本の世の中で。だからそういう意味ではこいつ(田中)もそうだし・・・みんなの犠牲の上に立ってるっていうのは思いますね、僕は。

太田光代(太田光の妻・社長): いやなかんじでしょ~こういうこと言うんですよ

太: 幸せだな~って思うんですよ・・・

ナ: 田中は常にその傍らにあった






2010年4月

ナ: 今、彼らのレギュラー番組は週10本、昼夜いとわず、テレビをつければそこにいる。

太: 次の現場に行きます・・・

ナ: その二人を二台のカメラで追った・・・誰もが認める天才の傍らに12人・・・嵐の中の柳にも似てひょうひょうと寄り添う普通の男は今も変わらずそこにいた・・・






ナ: 田中裕二とはいったい何者か、周囲の人にアンケートをお願いした。

Q1. 田中はどんな人?
Q2. 田中の才能は?
Q3. 田中の好きな所は?

「どこまでも凡人に見える」

「太田さんの執事的な役割」

「鬼才 太田光の横で普通でいられる所です。」







ナ: 普通の人が、普通でない場所で、普通に生きる。情熱大陸600回記念第1弾、日本一の普通に迫る。

情熱大陸 田中篇について・・・

太: 見応えないと思うな

太田光について・・・

田: 僕は太田とはうまくいってないんですよ、実は・・・
Mr.Childrenの桜井和寿さんたっての希望で実現した、この対談!!

実は桜井和寿さんは伊集院光さんの深夜ラジオのヘビーリスナーなんです!!

しかも、黒伊集院さんが結構お好きなようです。

伊集院光さんはテレビに出ているときは、ニコニコしている食いしん坊のキャラクターなのですが、深夜のラジオでは別人のような過激な発言の連発!!そんなこと言ってもいいの!?暴走しすぎちゃってブレーキが効かない!?

その急激なキャラクターの変化を表して、ニコニコしているテレビの伊集院さんを白伊集院さん、深夜のラジオで暴走する伊集院さんを黒伊集院さん、なんて呼んだりするんです。


一見すると共通点のなさそうなお二人ですが、表現者ならではの共通点があるみたいなんです。

伊集院さんが好きな人はMr.Childrenの音楽を聴きたくなるかも!?

Mr.Childrenが好きな人は伊集院さんのラジオを聴きたくなるかも!?

二人の幸せな、微笑ましい、会話をどうぞ!!


目次

1.僕らの音楽 伊集院光×桜井和寿 ①

2.僕らの音楽 伊集院光×桜井和寿 ②

 ・ラジオとテレビの棲み分け
 ・曲を聞く人に対する気持ちの変化
 ・ライブでも共有感
 ・ラジオの自由度について
 ・曲を書く時に気をつけること
 ・同じ価値観を持つ二人

3.僕らの音楽 伊集院光×桜井和寿 ③

 ・桜井から見た伊集院
 ・感情の起伏について
 ・「死にたい」と思う日常と現実
 
4.僕らの音楽 伊集院光×桜井和寿 ④

 ・ミスチルらしさについて
 ・一番恐れていること
伊集院光(以下「伊」): あい、ごめんください。おねがいします!

桜井和寿(以下(桜)): お久しぶりです

伊: 思った百倍くらい緊張、緊張してどうしたらいいかわかんなくなっちゃった

桜: 僕は緊張を通り越して嬉しさの方が・・・もう、ありがとうございます、わざわざ、嬉しい

伊: もうねぇ。質問は一個だけなんですよ。なんで俺ってゆー・・・今お茶の間もそうとうそうよ。なんで俺ってゆー・・・

桜: もう、ほんっともう大好きなんですよ、まず~え~ラジオ番組がしかも、あの~深夜の方が・・・ポータブルプレーヤーに・・・え~いれて、持ち歩いて聞けるようなステレオを買うぐらい・・・もう大好きで、もう、ほんと最初は、面白いなっていう感じだけだったんで、そのうち音声だけで聞き手にどのぐらい、その、いろんなものをイメージさせたり、景色を思い浮かべさせるかっていうところに対しての・・・もう・・・すごいと思って、それから面白いじゃなくて、そん、尊敬に・・・変わってもう毎週聞いています。

伊: いや~まぁ恥ずかしいです。好かれて嬉しい反面、そうとう恥ずかしい。

ナレーション(クサナギツヨシ): お笑いタレント、伊集院光さん。ラジオのパーソナリティとして、巧みな話術とユーモアに溢れた描写が若い男性を中心に絶大な支持を集め、深夜ラジオ界のカリスマとして君臨しています。また、テレビのバラエティー番組でも活躍。その親しみやすいキャラクターで人気を集めています。先日、DVD「伊集院光の番組」を発売。伊集院さん、選りすぐりのネタが詰め込まれた作品となっています。
★ラジオとテレビの棲み分け★

桜井和寿(以下「桜」): ラジオ番組のときとテレビ番組のときとキャラが違うんですね。どんな風にこう、使い分けてんのかな?と思って

伊集院光(以下「伊」): あ~なんか、その、テレビだと「僕」って言ってて、ラジオだと自然に「俺」って言ってるぐらい違う、わかりやすいところで言うと。最初のうちは、僕はラジオの出身だからラジオで言ってることが自分で、ちょっとよそいきに失礼のないようにテレビに出るみたな感覚でやってた・・・やってたと思うんですけど。
   途中からラジオは逆に酷すぎて、これも俺でもないな、厳密に言うと。ラジオは今聞いてる人はここまで許容してくれるんじゃないかとか、こういうことを求めてくれているんじゃないかの、まぁ、これも自分の勝手な思い込みなんだけど。そこに合わして喋っているとは思うんすけどね。テレビはわりと、こう、ちゃんと、こう、その、雇ってくれる人側みたいことを、わりと考えていて、ほんとのことをすごい言おうと思うよりは、ウソはだめ。


桜: リスナーの顔っていうのは浮かんでいるんですか?

伊: 深夜はわかりやすい。深夜はわかりやすくて、中学生の僕にあんまり失礼がないようにっていう、まぁ中学生のわりと鬱屈してる僕に・・・
   自分は歌作ってる時に、聞いてる人は?


★曲を聞く人に対する気持ちの変化★

桜: は、最近するようになりました。つーのは、えっとお~・・・ライブがすごい楽しくなってきて、若い人から年配の方までリスナーの年齢の幅を持ってやれているのは、あ、長くやれているからなんだろうなって。で・・・そこに対してすごく感謝ができるようになってからみんなで共有できる曲を作りたいなって思ってると思うんですね。

★ライブでの共有感★

伊: 共有する時に、1・2・3・ハイっ!(プラカードを持ち上げるように両手を頭の上にあげる)って言ってここに歌詞カードを出してみんなで共有することはできるし、それはすごい共有しやすいですけど、微妙に違うでしょ。

桜: 違いますねぇ~
   ライブの時の共有感っていうのは、たぶんひとつの歌があったら、いろんな人が自分を投影しながら聞いてたりすると思うんですよ。そんな個人的な歌が会場に来て3万人の歌になるっていう、それが・・・もうなにより嬉しいんですね。


★ラジオの自由度について★

伊: なんかそのねっ、すっごい「俺」今ちょっとぞっとするくらいそれはその・・・きてるんだけど・・・あと面白いのは今「俺」って言ってるんだよ、テレビであんま「俺」って言わない。
   僕がラジオやってて快感なのは、「松の木にオジヤをぶつけたみたいなぶっさくな顔の女」って言葉がすきなの。これはすごい自由度が高いけど、だいたい松井が女装したみたいな女の方向にみんないってくれる。要するに、松の木の皮のゴツゴツ感と、おじやをぶつけた米粒のちょっとふきでもの感と、乾燥肌ではないくらいの情報が入ってるわけ。で、それで、そうすると、みんな心の中にいる違う、いたな~あいつ、中学校の時のあいつ、みたいな、そのなんつーのかな、考えてる瞬間を提供できたらそれは・・・
   テレビだと当然それに一番あったモデルさんを用意したり、CGを用意して、こうゆう女の人なんですって言ったらそこまでじゃないですか。だけど、ラジオは自由度が高いでしょ。歌だとどこまで、こう、しめていいって、自分で思ってます?


★曲を書く時に気をつけていること★

桜: 僕は星座で言うと星を並べたいと思ってる。例えば、さそり座だったら、さそりに見えるところに星を配置するのが歌の役割だと思って、それをさそりの絵を描くのはリスナーだと思っているから、聞いた人みんながひとつのさそりを想像するような星の配置は避けようと思う。

★同じ価値観を持つ二人★

伊: なるほど・・・すごい・・・俺の言ってる、松の木におじやをぶつけたみたいなブスと・・・同じ話をしてるんだぞ今!ね~まさかの。俺歌を作ろうと思ったことがあまりないし、楽器もできないから何も共有できない可能性すら考えながら、今日来たけど、なんかすごい楽しくてしょうがない。

桜: 僕はだって、ほんっとに伊集院さんのラジオから、あの教えてもらってることがいっぱいありますよ
★桜井から見た伊集院★

桜井和寿(以下「桜」): 伊集院さんはものすごくものごとの洞察力が深い・・・と思ってるんですね・・・

伊集院光(以下「伊」): おぉ・・・おぉ・・・なんだぁ?

桜: あとは・・・やなとこ見てるなって・・・

伊: やなとこ見てるんですよ

桜: で、ということは、同時に自分のやなとこも・・・

伊: 見えるんです・・・

桜: 見てるんですよね。

伊: うわぁ~それは鋭いね・・・そうですね・・・

★感情の起伏について★

桜: 結構、波はありますか?

伊: もぉ~すごい・・・
   波あります?


桜: 僕は・・・わりと能天気な方なんだと思いますね。

伊: 能天気な人は僕の夜のラジオは好きにならないですよ・・・

桜: いいやぁ~そうですかね~?

伊: 能天気な人はならないです。能天気な人はもっとすごく健全なところを楽しめる・・・はずですね~

桜: あぁ~なるほどぉ~

★「死にたい」と思う日常と現実★

桜: 死にたいって思うこともある!?

伊: あぁ~楽勝っ!!

桜: 楽勝!?

伊: まぁ、ただ・・・死にたいって難しいもんで死にたいって思いすぎると、慣れんだよね~死にたいことに・・・一番ダメだった時は、それこそ、聴いてもらってたらわかると思うけど、生放送の終わりに「それが伊集院の姿を見た最後だった」っていうナレーションを必ず入れてたの・・・で、それを入れとくとあまりにベタで死ねないじゃない。おい、そんな予定調和ねーだろって思うから。
   あの~一度テレビの自分が司会をする生放送を遅刻して、2時間番組・・・家でテレビつけたらやってんの・・・んで、伊集院さんもうすぐきますよ~っていう話をアシスタントのお姉さんがして、なんでお前がそんなこと決めていいんだよって、俺がまだ行くかどうか決めてないのにって・・・そんときに逆のホームの電車きたら、もうタレントもやめて逃げちゃおうと思って・・・したら、すーごいね、太った女の子が二人でパラパラの練習をホームでしてたのね。俺、頑張ろうと思った!!なんかわからないけど、そのときに、俺は頑張っていい!みたいな・・・そういう変なもんに助けられたりすんなぁ~