ども。いつまでリクアワ引っ張ってんだ??顧問です。www


前回は今年のリクアワで象徴的だったダメ企画のお話をしました。

今回は順位についての見解を述べたいと思います。

昨年あたりから明らかに違和感を感じる順位に入る曲が増えました。

昨年14位 くるくるぱー(前年151位)
昨年03位 孤独なランナー (前年135位)

等々


ちなみに、「母さんに誓ってガチです」と謳っている総選挙とは違い、リクエストアワーは『ガチ』を保証してる訳ではありません。

主に支店メンのスケジュールであったり、ビジネス面を考慮しての調整だったり。。

個人的には、総選挙でそれをやられてはどっちらけですが、リクアワならそれがあっても仕方ないと思います。

※かつて多数あったTVのランキング形式の歌番組と同じだとお考えください


ただし、それは見ている側に気付かれない範囲内で、ひっそりと行われなければランキングそのものの意味合いが疑われますので、演出側はよくよく熟考する必要がありますが。



2008年から始まった『AKB48 リクエストアワーセットリストBest100』

通常Liveで歌われる曲はアーティスト自身の意向を踏んだ上で総合演出が決定します。

その時の新しい曲であったり代表曲であったり。。

それを「参加型アイドルグループ」を標榜するAKB48ではFAN投票によりランク付けしてLiveで発表すると言う画期的方法を生み出しました。

総合P秋元康が、テレビと深く関わってきたからこそ生まれたアイディアだと思います。

言うまでもなく投票券はCDや会員権に付加されていますので、ビジネスとも密接に紐付けられていますが(笑)


そんなAKBヲタにとって馴染みの深いイベントですが、同時に「総選挙の代理戦争」とも言えます。

過去を振り返っても内部での格付けが存在するグループなんて他に例がありませんが、それが「推し」意識を強く持たせ、楽曲にまで「推し」を持ち込む結果となっています。


顧問としては見ていなかった2008年は言及するのを避けますが、2009年、良くて2010年まではまだ規模も小さく、ヲタが集結すれば順位を意図的に上げる事が可能でした。

そして人気の爆発と共に一般的に認知度の高いシングル曲が上位を占める傾向がより強くなっていきました。

それは自然ななりゆきで、規模が拡大すればヲタ層の比率が下がりますので、公演曲などの順位は下がります。

それが今年は2012年にリリースされたシングル曲の順位をまとめると

14位 ギンガムチェック
16位 UZA
34位 真夏のSound good!
46位 Give Me Five!

※SKEやNMBは本店でのランキングそのものがあまり参考にはならないので除外します

また蛇足ですが、オリジナル公演曲を持たないNMBとオリジナル公演曲を持ち、また独自でリクアワを行っているSKEのシングル曲の順位比較も正確ではありません。


話しを戻して、ヘビロテのV3は阻止されましたが、本来は新しく人気を勝ち得たシングル曲でなければいけないところでした。

同じ曲が1位を続けていると言う事はすなわち『停滞』を意味しますから。。

やはりこのシングル曲順位にも新たな代表曲が生み出されていない事が見てとれます。

ギンガムチェック1位!!じゃ???って、なってしまいますからwww

4日目のまとめでも触れましたが、それが『不自然なTOP5』に結びついたのではないかと思っています。


「走れペンギン」や「奇跡は間に合わない」は、チーム解体や移籍があったので上位に持ってくる明確な理由がありますが、「上からマリコ」や「虫のバラード」を上位に入れる意図が不明です。

麻里子様やオカロの「卒業フラグ」でないことを祈ります。



こうして考えていくと、今年のリクアワから読み取れる事が2点あります。

1. 新たな代表曲の欠如
2. 新たな公演曲の欠如

これがランキングを活性化できない元凶なのではないでしょうか?

1.については上述しましたが、新規公演は2011年の総選挙の「直訴」を受けてのSKE48 チームK2「ラムネの飲み方」公演(2011年10月1日スタート)以降、1年4ヶ月あまり途絶えています。

あ・・パチンコ公演がありましたが、それに思い入れを強く持つ人っているんでしょうか?www

いまやAKSの親会社・・と言っても過言ではない、パチンコメーカー「KYORAKU」が満を持してリリースした「ぱちんこAKB48」

「前田敦子の歌う姿は、ここでしか見られない!」
「新オリジナル公演スタート!!」

こんなキャッチフレーズがつけられてましたが、このパチンコ台を売らんがために『劇場型アイドルグループ』の根幹とも言える劇場公演にまで「デ・マーケティング」(供給を減らして需要側に「渇望感」を持たせる戦略)を持ち込んでては、存在意義そのものを落とし、イベントそのものをつまらないものにしてしまいます。。



でも、今年は新規公演のスタートラッシュが期待できます♪

 ↑本当に期待してて良いんでしょうか?(笑)


本店の各チームの新規公演、栄のS4thにチームEの初オリジナル公演、ナンバのチームNは修正待ち?、そして絶賛売込み中のHKT。。

数えると7つもあるんですが、大丈夫ですか秋元さん?(笑)


来年のリクエストアワーが、大幅に入れ替わったランキングになる事を期待して止みません。



最後に参考資料として年次ごとの総投票数と、昨年の得票数から試算した最終日TOP25の得票数、各カテゴリごとの曲数分布を付記します。

ここまでお付き合いくださった皆さんありがとうございました(笑)


■総投票数の推移

2008年  3693票
2009年  非公開
2010年  61663票
2011年 277091票
2012年 451984票
2013年  ?

今年は60万票に近い投票数だったかと思われますが。。

■2012年 最終日得票数

25位:ポニーテールとシュシュ(4,302票)
24位:奇跡は間に合わない(4,429票)
23位:青春のラップタイム(4,580票)
22位:絶滅黒髪少女(4,627票)
21位:お待たせSet list(4,766票)
20位:虫のバラード(4,915票)
19位:オーマイガー(5,045票)
18位:Beginner(5,285票)
17位:枯葉のステーション(5,339票)
16位:パレオはエメラルド(5,486票)
15位:ハート型ウィルス(6,100票)
14位:くるくるぱ~(6,927票)
13位:Bird(8,254票)
12位:君のことが好きだから(8,472票)
11位:言い訳Maybe(8,502票)
10位:夜風の仕業(8,676票)
*9位:泣きながら微笑んで(9,232票)
*8位:抱きしめちゃいけない(10,057票)
*7位:風は吹いている(10,154票)
*6位:愛しきナターシャ(10,365票)
*5位:チームB推し(11,389票)
*4位:フライングゲット(13,352票)
*3位:孤独なランナー(13,548票)
*2位:Everyday、カチューシャ(14,152票)
*1位:ヘビーローテーション(17,694票)

【 合計:20,5648票 】


最終日の得票率は、20,5648票 / 451984票 = 【 45.55% 】

つまり半数近くの票が上位25位までに集まっている事が判ります。

これを今年に置き換えると総数を60万票と仮定して逆算すると

【 270,000票 】

これが今年のTOP25の総得票数と言う計算になります。

この数字は一昨年の全投票数に近い数字で、いかに伸び率が顕著であるかを表します。


■曲数の分布

AKB=37 (single=16 c/w=14 AL=7)
AKBTeam=33 (A=7 K=14 B=12)
SKE=8 (single=5 c/w=2 AL=1)
SKETeam=9 (S=5 KII=4)
NMB=8 (single=3 c/w=5)
HKT=1
SDN=1
パチンコ=3

SKEの曲数とNMBの曲数を比較すると、ナンバ推しの方は早くオリジナル公演を見たいと思うでしょうね。。