消費増税見送りが、100%無い理由

消費税の増税実施を見送るかも、といった慎重論にブーイングが多いですね。

断言しましょう。実施の見送りは不可能な仕組みになっています。

この仕組みは、とても簡単です。

この消費増税法という法律では、

現状5%の消費税を近いうちにまず8%に、2017年度に10%に、ということが定められていますが、

すぐに実施するとはいっておらず、条件付きで実施することにしてあります。

その条件とは、

条文の附則でこっそりと、

2013年度の4~6月期のGDP(国の売上総額)が、増えていたら実施する、

と書き込まれているんですね。

一方で、

大震災の復興事業のために、

16兆円ほどの復興予算について、今年度の6月期を期限として組んであります。

つまり、

6月までに、確実にこれだけの予算が執行されることになります。

ということは、

GDP成長率が低減することはありえません。

これだけの額がGDPに上乗せされることが確実だからです。

ざっと、こういう訳です。

でも、そもそもなぜ、

それを知っている自民党与党内で「実施慎重論」が出ているのか、と言うと、

それは、

この消費増税が、国家財政の改善の切り札、という位置づけであることを利用して、政局を不安定な葛藤がある感じで推移させていくことで、

金融経済情勢をコントロールしようとしているからです。

劇場的にどちらにも義のある2つの対立を党内で演出して、葛藤を演じ続ける。

適切なタイミングまで大団円(エンディング)を引きのばす。

ここぞ、というタイミングで増税実施という段取りです。

どのような方向へのコントロールかというと、

円高方向ということになります。当面、この方向性が必要と判断しているようですね。

もちろん金利の水準との関わりから、円高方向にしばらく向けて行こうということです。

まあ、大根役者ばかりですが、実施のタイミングまでどんなふうにノラリクラリ、山あり谷ありしていくのか、つきあってあげましょうか。

他方、わが共和党では、

今回の消費増税については、反対はしていません。

最低でも、商品を平均して消費税25%程度は必要になっている状況だろうと思っているからです。

それに、共和党は、チップはケチらないように心がけていますので。

共和党がむしろ問題視するのは、

税を吸い上げたあとの使い道のほうなのです。

共和党員の心得 #005 : お金は貯める集めることよりも、何に使うか。