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ドル円 81.31 (14:20現在)

本日も持ち合い相場が続いております。

先週末のスペインの長期債入札を終えて、下げ止まりの様相を見せている金融市場ですが、今週25日のFOMC、27日の日銀金融政策決定会合、5月6日のギリシャの総選挙、フランスの大統領選挙へと市場の目は向けられております。このようにやや大きいイベントを幾つか控えており、市場はますます閑散としている状況です。

私の感覚からしますと、市場参加者の中には漠然とした不安があり、目先の不安材料が解消されても、常に相場全体には暗雲が覆いかぶさっているような感じです。すっきりとしません。ある程度、政府が積極的に政策を打ち出しているときは、明るい雰囲気も見え相場は上昇しやすくなりますが、現在の様にある程度まで政策を出しつくし、経済の自律回復を期待している時間帯というものは相場にとっては待ちの時間帯であり、はっきりとしない持ち合いを繰り返すことで、その分フラストレーションの様なエネルギーを貯め込みます。不安、安心、不安、安心と繰り返すのですが、得てして不安時には価格は下落し、安心時には上昇というよりも下落が治まるだけの動きです。上昇の力も、更なる下落の力も見えません。

先週末のG20では、ある程度予想された通りIMFの融資枠が4300億ドル以上増強され、欧州不安を食い止めるファイアーウォールが安心感をもたらしております。先週水曜日に日本から600億ドル(約4兆8000億円)のIMFへの拠出を表明したばかりですが、円高である利点を最大限に利用して、貿易以外の所得収支を増やすことで経常収支を増やすような増税よりも外貨獲得を先に目指したほうが日本の財政問題を考える点においては、よほど合理的であるように思います。日銀は量的緩和に反対していても、政府からの圧力に抑えつけられている状況であり、何とも不憫な状況です。

EUの発行しているEFSF(欧州金融安定ファシリティ)も日本は昨年より購入を繰り返しており、400億ドルほどのものになっているようです。世界が破たんしない事を前提に、円高である今こそが強い円の使い時であり、外貨獲得のチャンスです。相場とは別の話になりますが、企業ももっと海外投資を進めるべきでしょう。そうなれば、もう少し円安へのトレンドが強くなる可能性もあります。そういったものを奨励するような政策をしてみてはどうかと思います。また、その弊害として民間の預貯金が海外に流れることで、いくらか国債の下落という反動もでるでしょう。経済とは、すべての人がハッピーと言う事はなかなか難しく、そう単純ではありませんが、国債下落利回り上昇分以上の所得収支があれば日本の勝ちとも考えられるようにも思います。

相場は、本日期待された中国の預金準備率引き下げ期待が空振りに終わったことで、アジア圏の株式市場が一度売られる場面もあり、ユーロ売り、ドル売り、商品売りといった連鎖反応が見られ、東京金市場は再び4,300円を割れる場面もありましたが、単なる失望売りは期待した人たちの投げ売り後には、当然ですが市場は戻ります。しかし、方向感はありません。様子見です。つまらない状況が続きますが、今しばらくご辛抱ください。

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世界ETF残高 1581.72(20日)1581.72
リースレート -0.10%(20日)-0.11%

CFTC大口投機家 買越 142,005枚(17日時点) 先週 買越 136,653枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統