2012/8/31
NY金 1685.30 +30.50 1.84%
NYダウ 13090.84 +90.13 0.69%
ユーロドル 1.2572 (15:00現在)
ドル円 78.28 (15:00現在)
4,196円~4,166円~4,217円~4,199円~4,239円~4,225円~4,249円~4,265円
世界中が注目する緊迫した状態でバーナンキFRB議長の講演スタートとなりました。講演が始まった23時から3時までの4時間で99円の上昇となりました。議長は「経済情勢が正当化すれば、労働市場の持続的改善のため必要に応じて追加緩和を行う」とし、これは今後の追加緩和を決定するようなサプライズではなかったものの、週初より調整続きで下落していた市場を、活気づけるには十分であったようです。
実のところは、前回のFOMC同様に、必要に応じて追加緩和を行う用意があるとしたスタンスはこれまでとも大きな変化はなく、ドル円は特にドル売りに傾くわけでもなく、78円台前半を維持している状況です。ユーロドルも講演直後30分間は激しく70pips(ドル円で言う70銭)程度乱高下しておりましたが、その後は講演が始まる前よりドル高になっております。通常、追加緩和を先取りするならば、ドル安に振れて当然です。
通貨市場では、いまだ内容が曖昧であり、追加緩和を行うのか行わないのかどちらの見方も混在しており、ある意味冷静な市場の動きとなっております。
しかし、商品市場は違いました。
金価格は23時の乱高下後、ファンドの金買いの動きが活発となり、高値が高値を呼ぶ動きとなり、最終的には乱高下時の安値4,166円から4,265円まで上昇し続ける事となりました。何一つ決定していない状況下で、前日より30ドル以上価格が上昇しております。それほどまでに、商品市場の参加者はQEを期待している、もしくは信じているのでしょうか。タイミングを同じくして、かの有名な「メドレー・レポート」でECBの国債買い支え計画について9月6日の理事会で公表されるとの内容も、金を買う後押しとなったとも言われております。それにしては、ユーロが上昇していないことが、今一つ理屈に合いません。何が、それほどまでに金を買う材料となっているのでしょうか。
欧州では、ECBのクーレ専務理事が「ユーロ圏救済基金による債券購入方法を検討」していると述べたことで、ユーロ買いが活発化し、そこへ、セントルイス連銀総裁が「超過準備金を引き下げる時期」かもしれないと述べたことで、ドル売りが活発化した事からバーナンキ議長の講演前からドル売りユーロ買いが先行していたという状況でした。
為替市場参加者の先週末の捉え方は、バーナンキ議長の講演内容は、いままでの考え方を周到していたといった形であり、それほどのサプライズはなく、むしろ量的緩和に対して反対姿勢を強めていたセントルイス連銀総裁のハト派的な発言にこそサプライズがあったものと思われます。
現在の金市場は、ある種お祭り状態とも考えられます。過熱感もありますが、まだまだ
非常に強い相場です。また、ビッグイベントも多く控えております。それにしても、なぜこれほどまで量的緩和を信じて疑わないのか、理解に苦しむ部分があります。
大衆心理とは、そういう物なのでしょうか。とはいえ、ファンド、一般大衆といった買い方が勝利しているという現状です。
今晩は、レイバーデーで米国市場は休場です。今晩は大きな経済発表はありません。明日は豪中銀、6日夜はBOE(英中央銀行)の金融政策発表を経て、ECBドラギ総裁の講演、週末の米雇用統計と相場は荒れそうです。来週までは、こんな状態が続くと思われ、金についても押し目買い推奨ですが、もう少し掴みやすい状況が来るまで待つのも良いかとも思います。
遠藤 豪
金
世界ETF残高 1622.15(31日)1622.06
リースレート -0.10%(31日)-0.11%
CFTC大口投機家 買越 158,491枚(28日時点) 先週 買越 130,684枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統
NY金 1685.30 +30.50 1.84%
NYダウ 13090.84 +90.13 0.69%
ユーロドル 1.2572 (15:00現在)
ドル円 78.28 (15:00現在)
4,196円~4,166円~4,217円~4,199円~4,239円~4,225円~4,249円~4,265円
世界中が注目する緊迫した状態でバーナンキFRB議長の講演スタートとなりました。講演が始まった23時から3時までの4時間で99円の上昇となりました。議長は「経済情勢が正当化すれば、労働市場の持続的改善のため必要に応じて追加緩和を行う」とし、これは今後の追加緩和を決定するようなサプライズではなかったものの、週初より調整続きで下落していた市場を、活気づけるには十分であったようです。
実のところは、前回のFOMC同様に、必要に応じて追加緩和を行う用意があるとしたスタンスはこれまでとも大きな変化はなく、ドル円は特にドル売りに傾くわけでもなく、78円台前半を維持している状況です。ユーロドルも講演直後30分間は激しく70pips(ドル円で言う70銭)程度乱高下しておりましたが、その後は講演が始まる前よりドル高になっております。通常、追加緩和を先取りするならば、ドル安に振れて当然です。
通貨市場では、いまだ内容が曖昧であり、追加緩和を行うのか行わないのかどちらの見方も混在しており、ある意味冷静な市場の動きとなっております。
しかし、商品市場は違いました。
金価格は23時の乱高下後、ファンドの金買いの動きが活発となり、高値が高値を呼ぶ動きとなり、最終的には乱高下時の安値4,166円から4,265円まで上昇し続ける事となりました。何一つ決定していない状況下で、前日より30ドル以上価格が上昇しております。それほどまでに、商品市場の参加者はQEを期待している、もしくは信じているのでしょうか。タイミングを同じくして、かの有名な「メドレー・レポート」でECBの国債買い支え計画について9月6日の理事会で公表されるとの内容も、金を買う後押しとなったとも言われております。それにしては、ユーロが上昇していないことが、今一つ理屈に合いません。何が、それほどまでに金を買う材料となっているのでしょうか。
欧州では、ECBのクーレ専務理事が「ユーロ圏救済基金による債券購入方法を検討」していると述べたことで、ユーロ買いが活発化し、そこへ、セントルイス連銀総裁が「超過準備金を引き下げる時期」かもしれないと述べたことで、ドル売りが活発化した事からバーナンキ議長の講演前からドル売りユーロ買いが先行していたという状況でした。
為替市場参加者の先週末の捉え方は、バーナンキ議長の講演内容は、いままでの考え方を周到していたといった形であり、それほどのサプライズはなく、むしろ量的緩和に対して反対姿勢を強めていたセントルイス連銀総裁のハト派的な発言にこそサプライズがあったものと思われます。
現在の金市場は、ある種お祭り状態とも考えられます。過熱感もありますが、まだまだ
非常に強い相場です。また、ビッグイベントも多く控えております。それにしても、なぜこれほどまで量的緩和を信じて疑わないのか、理解に苦しむ部分があります。
大衆心理とは、そういう物なのでしょうか。とはいえ、ファンド、一般大衆といった買い方が勝利しているという現状です。
今晩は、レイバーデーで米国市場は休場です。今晩は大きな経済発表はありません。明日は豪中銀、6日夜はBOE(英中央銀行)の金融政策発表を経て、ECBドラギ総裁の講演、週末の米雇用統計と相場は荒れそうです。来週までは、こんな状態が続くと思われ、金についても押し目買い推奨ですが、もう少し掴みやすい状況が来るまで待つのも良いかとも思います。
遠藤 豪
金
世界ETF残高 1622.15(31日)1622.06
リースレート -0.10%(31日)-0.11%
CFTC大口投機家 買越 158,491枚(28日時点) 先週 買越 130,684枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統