【NY市場】 2013/1/20
NY金 1687 -3.80 -0.23%
NYダウ 13649.7 +53.68 +0.39%
ドル円 90.08 +0.21
ユーロドル 1.3318 -0.0060
【東京市場】 2013/1/21
夜間/始値・高値・安値・終値
4,910円 4,911円 4,882円 4,893円
日中/始値・高値・安値・終値
4,909円 4,910円 4,873円 4,882円

特にこれといった新たな材料はない状況で、最近の上げ過ぎ感からか利食い先行で価格が推移しておりました。とはいえ、ここ数日の東京金の上昇の最大要因であった、ドル円は多く調整するわけでもなく、高止まりしております。昨年の年末にかけてのQE3決定以降の上昇は、年初のFOMC議事録での内容が若干消極的なものであったことから、上昇の原動力としては今ひとつ力不足に感じます。最近は、米国経済が持ち直しているかどうかということが、持ち直しているならばQE観測後退、いまだ悪化している状況であればQE推進ということになっており、リスクオン、リスクオフで上げ下げする時もあり、あべこべになっております。

最もはっきりとした金価格の上昇要因としては、これまでの円安ドル高もありますが、債務上限引き上げに関する問題解決がどのように幕を引くかというデフォルトリスクが挙げられます。先週末は、下院共和党から、民主党によるメディケアや教育関連の歳出を削減することを求めること無く債務上限引き上げを3ヶ月延長させるべく動きがあるとのことです。2011年もそうでしたが、財政の崖問題というものはお互いの政党にとっての単なるチキンレースであり、いつまでも意地を張り通していればお互いに奈落の底へ落ちてしまうことになります。ということは、どこかでどちらかが妥協するということになると思われます。よって、デフォルト不安で上がった金価格は最後は調整安となると思われます。

金、白金ともにあまりに上げが急すぎるここ数日です。この相場が大相場というものであれば、上げ過ぎなどという概念は通用しません。ほとんど調整しないまま5,000円を目指す展開となると思われます。今回は大相場でしょうか。確かに中長期的には大相場であると思います。しかし、一昨年のギリシャデフォルト危機の時のような、急場の大きな問題は見当たりません。世界の金融市場はどちらかと言えば落ち着きを取り戻しつつあります。

4,700円からの上昇幅である約200円の半値100円程度の調整はあってしかるべきと考えております。その辺りから下を見極めて買ってゆきたいと考えております。

遠藤 豪