【NY市場】 2013/7/11
NY金 1279.90 +32.50 +2.54%
NYダウ 15460.92 +169.26 +1.09%
ドル円 98.95 -0.73
ユーロドル 1.3095 +0.0121
【東京市場】 2013/7/12
夜間/始値・高値・安値・終値
4,106円 4,121円 4,065円 4,098円
日中/始値・高値・安値・現在
4,092円 4,092円 4,085円 4,090円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 939.08 (11日) 939.08
リースレート1ヶ月 0.24 (11日) 0.30

昨晩発表された米国新規失業保険申請件数は、予想外の増加という結果となりました。昨日のバーナンキ議長の講演で市場が認識しているほど楽観的な経済見通し、緩和縮小を前提としていない事が明らかになった矢先の悪い指標であったので、逆に緩和継続を意識しやすく景気刺激策期待を背景とした買いが景気銘柄には入りやすかったと思われます。

米国株式市場は上昇となり、ダウ、S&P500など株式指数は史上最高値を更新しました。ただし2008年のリーマン・ショック前、米国のマネタリーベースは8400億ドル、現在は3兆1700億ドルにまでふくれあがっています。単純に4倍弱(3.77倍)に通貨供給量が増加していることは、当然資金を必要とする機関、企業が多く、それも低金利でそれらを調達できるというメリットもありますが、それだけ量的に増えたドルの価値は下落します。

と言うことは、株価がドルの下落分以上に上昇していないと、実際に企業価値が上昇しているとは言えません。ところが、ダウ平均などの株価指数とドルインデックスの比価はリーマン・ショック前とさほど変わりません。ということは、株価は最高値を更新していても実際の企業価値はそれ程上昇していないということです。07、08年がバブルであったとすることを割り引いても、現在のダウ平均株価は低いように思われます。

更に言うならば、米国債、ドル建て金はこれだけ下がった現在、もっと米国株に資金が流れ、買われても不思議ではないと思います。

とはいえ、現在は実際に量的緩和縮小、金融引締めは行われていないものの、それらを先取りしたドル買いが起こっている状態です。完全に虚の中で相場が動いている状況であり、非常に不安定かつ読みにくい状況です。来週は、バーナンキ議長の議会証言が控えており、再びこの内容にて市場は右往左往することになりそうです。

日本の株価も調整を終えて上昇し始めています。いまだ日経平均は5月の高値16,000円は達成しておりませんが、昨日の日銀黒田総裁の「景気回復」会見は参院選において自民党にとって非常にタイムリーな内容となりました。「緩やかに回復しつつある」といった表現を使ったことが2年半ぶりと言われておりますが、2011年1月の白川総裁の会見では「早晩緩やかな回復基調に復す蓋然性が高い」としただけであり、回復基調を明言したのはリーマン・ショック以降で今回が初めてではないでしょうか。

政治的な意図を黒田総裁は否定しましたが、想像通りの展開です。参院選の投票日までには16,000円を回復する可能性が高いのではないでしょうか。また、ドル円は前回の高値103.57円を上抜ける動きになるのでしょうか。ドル建て金は先日の安値1,180ドルをキープできるのでしょうか。

長期的方針にそって売買するリスクが高い現在は、日々のレンジをよく見極めながら短期的な売買を優先してリスクを抑えるべきであると思います。現状は戻り基調です。どちらかと言えば買いに分がありそうですが、プラチナのほうが更に有利でしょう。4,400円台前半を狙ってみたいところです。

本日の想定レンジ 高値圏4,080~4,130円 安値圏3,960~4,010円

米 6月PPI(前年比) 前月+1.7% 予想+2.1%
米 6月PPIコア(除食品・エネ)(前年比) 前月+1.7% 予想+1.6%
米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数<速報値> 前月84.1 予想84.7

遠藤 豪

CFTC大口投機家 買越 20,751枚(2日時点) 先週 買越 34,152枚
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