【NY市場】 2013/7/8
NY金 1234.90 +22.20 +1.80%
NYダウ 15224.69 +88.85 +0.58%
ドル円 100.98 -0.24
ユーロドル 1.287 +0.0039
【東京市場】 2013/7/9
夜間/始値・高値・安値・終値
3,988円 4,031円 3,988円 4,021円
日中/始値・高値・安値・現在
4,008円 4,091円 4,007円 4,089円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 946.96 (8日) 961.99
リースレート1ヶ月 0.18 (8日) 0.18

先週のユーロ圏金融政策の後の会見に引き続き、昨晩もドラギECB総裁は市場を落ち着かせる行動に出ることとなりました。また、政局不安が伝えられておりましたポルトガルでは連立政権維持となり、総選挙による混乱はなくなったことで市場参加者の間には安心感が生まれております。

欧州は流動性低下が引き起こすマイナスの影響をうまく封じ込められたようです。これにより欧州市場はリスクオンとなり、大きく反発することとなりました。

最近は米国の金融緩和縮小、その後の引き締めへ向けての観測が市場参加者を消極的に影響しておりました。昨晩の欧州議会でのドラギ総裁は、ユーロ圏が各国の財政健全化に向けてつまずく場面では、今後も経済成長を支えるべきであるという見解を示し、資本市場を支え続けることで財政健全化が進み、今年後半から来年にかけての景気回復に期待を寄せました。

先週末のBIS(国際決済銀行)による年次報告書では、その他中銀もFRB同様に緩和を縮小すべきであるとして、金融緩和の方向転換を肯定する内容であった一方で、IMFのラガルド専務理事は7日、FRBの緩和縮小の影響に懸念を抱いており、その方法について柔軟に、明確かつ予測可能な形で行うべきであると釘を差しました。

このところ、FRBの金融緩和縮小の波は諸外国におけるドル借り入れコストの上昇という形で多大な悪影響を及ぼしております。アジア・中南米はドルの低金利をいいことに大きなリスクをとって、急成長を目指してきたため、今後は非常に厳しい状況が予想されます。

と言うことは、先進国の景気回復、経済成長が見込まれる中、新興国で危機が起こる可能性が出てきているということです。これは、決して良いことではありませんが、私はそれほど悪いことではないように考えております。

金融市場と言うものはいつの時も市場参加者の心理に大きく左右されます。これはファンダメンタルやテクニカルといった類の客観的判断要因ではなく、主観的要因に基づく判断が市場を大きく歪めることとなります。良い事ずくめになってしまえば、単純に景気回復の熱狂に包まれ、あっという間にバブルに突入してしまいかねませんが、ある意味いくつかの不安要素が存在することで、ところどころ金融市場は息抜きをしながら上昇するといった長い成長パターンに入れる可能性があるとも考えられます。

本日はETFの買い持ちが大きく減少しましたが、ドル高にもかかわらず金の1,200ドル前半での現物買い意欲が出てきていることが、大きく売りを増やしてきているファンドの買い戻しを誘い、1,250ドル台までドル建て金価格を押しあげる事となりましたが、1,260ドル以上は先日の急落以降の高値となっております。レンジの壁と考えられます。

プラチナとの価格差は430円を超え、私は金売りプラチナ買いに関しては一度利食い場面ではないかと考えております。

ドル建てのプラチナもこれまでの高値レンジ上限1,380ドル前後まで回復しております。調整が入ると考えるのが妥当な線です。もし、これを上抜けるようであれば、再び買い場面を探ってゆく事になりますが、現在は利食い先行場面であると思われます。

景気回復セットである金売りプラチナ買いを-300~-250円で再チャレンジする予定です。

本日の想定レンジ 高値圏4,050~4,100円 安値圏3,930~3,970円

中 6月CPI(前年比) 前月+2.1% 予想+2.5%
中 6月PPI(前年比) 前月-2.9% 予想-2.6%
英 5月鉱工業生産指数(前月比) 前月+0.1% 予想+0.2%

遠藤 豪

CFTC大口投機家 買越 20,751枚(2日時点) 先週 買越 34,152枚
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