【NY市場】 2013/6/19
NY金 1374.00 +7.10 +0.52%
NYダウ 15112.19 -206.04 -1.36%
ドル円 96.46 +1.13
ユーロドル 1.3296 -0.0099
【東京市場】 2013/6/20
夜間/始値・高値・安値・終値
4,191円 4,255円 4,182円 4,225円
日中/始値・高値・安値・現在
4,190円 4,202円 4,153円 4,195円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 999.56 (19日) 1001.67
リースレート1ヶ月 0.02 (19日) 0.02

コンピュータプログラムがバーナンキ議長の言葉を瞬時に判断して売買を執行します。滅茶苦茶なスピードで買い、売りこんな動きには到底誰もついてゆく事は出来ず、ただ指値もしくは逆指値をしてじっと待つのみです。

バーナンキ議長の会見内容は想定の範囲内であった事から、ショッキングな動きに繋がる事はなく概ねその内容に見合った動きとなったようです。

要点は、経済見通しが明るくなってきているという認識に変化はなく、それに伴ってまずは現在の量的緩和さくである850億ドルの資産購入を来年上期にかけて徐々に減額させ、年半ば頃までには購入を終了させるという事でした。

今までと変わった点と言えば「決定事項ではない」としながらも、ある程度明確な計画・方向性を示した事であり、市場には少なからず驚きはありました。しかし、市場参加者は米経済が明確に上昇しつつある可能性とドルを買う事への安心感を得る事が出来たと思われます。

ダウはたったの200ドル安です。FRBによる過剰流動性のみに期待して株式市場へ資金が流入していたのであれば1,000ドル安などといった動きがあってしかるべきですが、そうではなく米経済の本格上昇への期待値も高く下値が限られたのではないかと推測されます。また、先月のバーナンキ議長の発言も今回の前置きとしてインパクトを抑えるのに十分な効果を示したと言えそうです。

ある程度予測は出来たものの、東京市場の金の買い方にとっては恐れていた動きがおこっています。ドル高でも金へ資金が流れる事はなく、ドル高、ドル建て金安、東京変わらずといった動きとなってしまっています。ここ1ヶ月のドル安に加えてドル建て金が下げてきていたことに対する反動、巻き戻し的な動きを期待していたはずです。

しかし、ドル高となってもドル建て金が買われる事はなく、恐らく株式市場へ流れたと考えられます。コモディティの参加者として釈然としない動きです。特に、プラチナなど景気銘柄であるにも関わらず、抱えている南アの労使問題、電力問題も物ともせず、ここ2週間で大きく値を下げました。そのプラチナも上昇しておりません。原油が上昇基調になりつつある事を踏まえますと、いずれゴムなどともに上昇トレンドが発生するのではないかと期待はしております。

さて、問題の金はどうなるのでしょうか。昨晩の動きを見る限りではドル安ドル高に関係なく、金市場からは資金が流出していた事がよくわかります。ファンドの買い越し残高もここ数年来の低水準。本日はSPDRのETFは1000トンを割り込むところまで減少しました。最近の減少スピードの鈍化を見ていますと、金を買っていた向きはほとんど退場してしまった様にも考えられます。ETFが1,000トンを割れていたのは2009年の2月以来の事です。このときドル建て金は900ドル台前半でした。

しかし、もう既に投機に近い流動性の高い大きな資金は流出してしまった現在、残るは世界的に各個人が銀行やタンスに仕舞い込んで、何年も保持するような性格の金需要が価格を支えていると考えられます。米国が金融緩和の方向転換をしても、少なからず欧州と日本はまだまだ緩和を続ける予定です。自国通貨安に対して最もわかり易い防衛策は金を買う事です。

鉱山会社の採算価格も近いです。市場において金を買う意欲が低い事は分かりますが、金を売る意欲も低下してきている現状です。すぐさま大きく下げる動きに繋がってゆくとは思えません。

本日の予想レンジ 高値圏4270~4320円 安値圏4140~4200円

遠藤 豪

本日の経済指標・要人発言
英 5月小売売上高指数(前月比) 前月-1.4% 予想-1.0%
米 新規失業保険申請件数 前週+33.4万件 予想+34.0万件
ユ ユーロ圏財務相会合
米 6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 前月-5.2 予想-2.0
米 5月中古住宅販売件数(季調済・年率) 前月497万件 予想500万件
米 5月中古住宅販売件数(前月比) 前月+0.6% 予想+0.6%
米 5月景気先行指標総合指数(前月比) 前月+0.6% 予想+0.2%

CFTC大口投機家 買越 59,005枚(11日時点) 先週 買越 61,200枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統