【NY市場】 2013/5/29
NY金 1391.30 +12.40 +0.89%
NYダウ 15302.8 -106.59 -0.70%
ドル円 101.13 -1.11
ユーロドル 1.2941 +0.0085
【東京市場】 2013/5/30
夜間/始値・高値・安値・終値
4,535円 4,549円 4,509円 4,540円
日中/始値・高値・安値・現在
4,528円 4,560円 4,512円 4,537円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1013.15 (29日) 1012.25
リースレート1ヶ月 0.18 (29日) 0.16

昨晩はOECD(経済協力開発機構)から世界経済見通しが発表されました。世界全体でのGDP成長率を昨年11月時点より0.3%低い3.1%で発表した事で全般的には下値先行の動きとなりました。ただし、米国、日本に関して2014年には成長が大きく加速し、ユーロ圏を上回る想定を示しました。

前日100ドル以上の上昇を見せたNYダウもそっくりそのまま下げ、リスクオフが支配的となり円高が進む展開となりました。円高ドル安の中、商品価格も下落基調が鮮明となりました。ただし、連続的なリスクオフ基調が続く事は考えにくく、あくまで景気回復基調の中に置ける調整局面の一つであると判断できる状況です。

金価格は円高ドル安が進むことで、ドル建て金は上昇となるものの円建て金は上値を押さえられる状況であり、1400ドルを試す動きなる中でも東京金の上値は4560円程度にとどまっております。

ワールドゴールドカウンシルの報告書では、今四半期におけるインドの金輸入が300~400トンに達し、昨年1年間のほぼ半分(過去最高の輸入ペース)に相当する旺盛な現物需要が示されました。しかし、これは先月のゴールド価格急落による影響から増加していることであり、 ドル建て金価格が1,400ドルを越えて上昇が続く場合もこの需要が続くかどうかには疑問が残ります。現物のバイヤーは基本的に安くなければ買いません。

ETFも通常は安くなると買い意欲が増し、高くなると売り意欲が増す類いの資金が中心でしたが、ここ最近は価格の下落とともに買い意欲が減退し、なかなか増加の兆しが見えない状況でした。昨晩は3週間ぶりに僅か0.90トンですが、増加する結果となりました。果たして減少はストップし、増加の兆しとなるのでしょうか。

このまま米国の経済が大きな落ち込みもなく上昇基調を続けてゆく事になれば、2009年以降のバーナンキFRB議長のマネタリズムが完全に市場に勝ったと言わざるを得ません。いまだ株式上昇、ドル高の流れの中での調整は続いておりますが、量的緩和の威力を知ってしまった今、市場は日本の量的緩和にもそれなりの敬意を払っており、それは今後も続くと考えられます。

よって、時間とともに再びリスクオン相場が復調し、円安ドル高が進む展開が予想されます。金を買いたい人にとってはより魅力的な価格が示される可能性が高くなるかもしれませんが、それは多くの資金が金よりも魅力的な市場を見つけた事にほかありません。株式市場や原油、プラチナなどの景気関連へ資金は流れるという事でしょうか。

東京金の売買に関しましては、売り主体のレンジ売買に徹する事でまずまずの利益が上げられそうです。

本日の予想レンジ 高値圏4590~4600円 安値圏4500~4510円

遠藤 豪

本日の経済指標・要人発言
豪 4月住宅建設許可件数(前月比) 前月-5.5% 予想+4.0% 結果+9.1%
豪 Q1民間設備投資 前回-2.1% 予想+0.5% 結果-4.7%
米 Q1GDP<改定値>(前期比年率) 前回速+2.5% 予想2.50%
米 Q1個人消費<改定値>(前期比年率) 前回速+3.2% 予想3.30%
米 Q1GDP価格指数<改定値>(前期比) 前回 速+1.2% 予想1.20%
米 Q1PCEコア・デフレータ<改定値>(前期比) 前回速+1.2% 予想1.20%
米 新規失業保険申請件数 前週34.0万件 予想34.0万件
米 失業保険継続受給者数 前週291.2万人 予想295.5万人
米 4月中古住宅販売保留(前月比) 前月1.50% 予想1.50%

CFTC大口投機家 買越 80,259枚(21日時点) 先週 買越 83,726枚
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