【東京市場】 2013/5/28
夜間/始値・高値・安値・終値
4,535円 4,548円 4,521円 4,540円
日中/始値・高値・安値・現在
4,547円 4,560円 4,546円 4,549円

昨晩は米国市場がメモリアルデーのため休場でした。そのため、東京市場は4521~4548円まで上下幅わずか27円での推移となりました。欧州では取引があったものの英国もバンクホリデーのため休場となっており全般的に閑散として小動きとなりました。

市場は日本の金融緩和に対して長期金利上昇の懸念を示しており、先週の株式市場の暴落も含め、やや調整局面に入っています。今回は海外勢が相当量の資金を日本市場へ投入してきているため、日本の動向が海外市場にも大きく影響を与える状況となっているようです。

投資哲学、投資手法を常々見習いたいと目標にしている債券運用最大手PIMCOのビルグロース氏も、日本市場の『日本国債と円からの資金流出に注意すべき』とコメントしており、日本への市場の関心が相当高まっているという事が言えそうです。

その他直近の関心事と言えば、ECBによる利下げが来月6日の理事会でも実施されるかどうかといったところです。一昨年はギリシャ、その後スペイン、先日はキプロスのデフォルト懸念など大きな山場を越えたと思われるユーロ圏は、量的緩和の威力を最大限に発揮する利下げによって今までの安定化から成長、景気重視の戦略へ切り替え始めていると考えられます。

実際にスペインやイタリアなどの国債利回りも一時の7%超からリーマンショック以前の水準以下にまで低下しており、今後は景気回復を見極めながら出口戦略へむかってゆく段取りなのではないかと思われます。ちょうどアメリカの半年から1年ほど後を歩んでいるような状況ではないかと考えられます。

幾分中国の景気の上昇がゆっくりであるようなところが気になりますが、世界的な景気回復基調は一歩一歩前進していると考えられます。もう二度とリーマンショックのような事は繰り返さないよう、成長を続けてほしいものです。

これほど大規模な量的緩和は過去に前例のない事であり、非常に恐ろしい事がおこる可能性もありましたが、そういった状況になる前に米国は信用を取り戻したようですし、やや強引とも言えるその手法が有効である事が証明されたように思います。

今朝は日本株価が上昇する中、円売りドル買いが進み寄り付き直後から一気に80銭ほど円安ドル高へ推移する動きとなりましたが、東京金価格はレンジの中値4560円を高値にして持ち合っております。4,560円前後からは、売り上がって見たいところです。

本日の予想レンジ 高値圏4590~4610円 安値圏4480~4500円

遠藤 豪

本日の経済指標・要人発言
米 3月S&P/ケース・シラー総合-20(前年比) 前月+9.32% 予想+10.20%
米 Q1S&P/ケース・シラー住宅(前年比) 前回+7.33%
米 5月リッチモンド連銀製造業景況指数 前月-6 予想-4
米 5月消費者信頼感指数 前月68.1 予想71


CFTC大口投機家 買越 80,259枚(21日時点) 先週 買越 83,726枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統