【NY市場】 2013/5/15
NY金 1396.2 -28.30 -2.03%
NYダウ 15275.69 +60.44 +0.40%
ドル円 102.25 -0.13
ユーロドル 1.2887 -0.0036
【東京市場】 2013/5/16
夜間/始値・高値・安値・終値
4,649円 4,678円 4,587円 4,594円
日中/始値・高値・安値・現在
4,598円 4,607円 4,558円 4,595円

やはり、重かったです。想定の調整、下振れが起こりました。NYは1,400ドルを割り込み、東京は4,600円を割れました。

日銀は、円安、インフレ狙いであり、国内消費よりも外貨獲得をメインとしていると思われます。しかし、円安は日本の長期金利低下がもたらすものであるにもかかわらず、長期金利はインフレとともに上昇します。最近の円安の原因は日銀の政策と言うよりも、明らかに米国経済回復基調に乗った米国金利高、ドル高によって起こっていると言えます。

米経済という機械に潤滑油という量的緩和が大量に流し込まれ、相当な上げ底経済となっている可能性が高いと言えます。日本でも株価は上昇しておりますが、これも外国人投資家の資金が大量に流入していることで上昇している部分が大きく、本当の景気拡大局面とはやや意味合いが違うと思います。国内消費はいまだ活発化しているとは言い難いと思われます。

今年9月の消費税引き上げを前にして、住宅や自動車への駆け込み需要も幾分見られるものの、エコポイントなどと同様に一時的なものになり、消費税引き上げ後は消費が一気に冷え込む可能性が高いと考えられます。東証REIT指数(不動産投資信託指数)などは、昨年以降の急上昇ももうすでに今月からは調整色がはっきりとし始めております。これこそが、日銀のデフレ脱却を目指す事によるインフレ懸念による長期金利上昇が要因と言えます。

日本の経済規模からしますと今回の量的緩和の金額は非常に大きく、インフレを警戒しない方が無理な話です。デフレは脱却出来るかもしれませんが、円安誘導は米国経済任せであり、場合によっては更なる緩和が必要かもしれません。そうなればインフレ懸念の高まりは易易とコントロールできるものではなくなってゆきます。

株式市場は何となく浮かれておりますが、危うい状況に変わりないと考えております。

ドル高に対してドル建て金は下げておりますが、その分円安となるため、昨日の考え方通り円建ての金を下げトレンドで売買を組み立てるべきでないと思いますし、日本こそインフレに備える必要があり金などへの需要はもっと高まっても良いものであると思われます。そして、採算価格の問題もあり、今晩あたりが下げの山場となり反騰するのではないかと考えております。しかし、下げれば昨日の計算した価格通りでしょう。

前述しましたように、それ程簡単に実体経済が回復するとは思えません。現在の株高、金安といった状況が逆転することもあると思います。その時は前日の5,000円台回復への道のりがよりはっきりとしたものになるでしょう。しかし、目先は重い展開です。下げはしつこいです。気長に待つ程度の姿勢で行きたいものです。
 遠藤 豪

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