【NY市場】 2013/5/14
NY金 1424.5 -9.80 -0.69%
NYダウ 15215.25 +123.57 +0.81%
ドル円 102.38 +0.56
ユーロドル 1.2923 -0.0053
【東京市場】 2013/5/15
夜間/始値・高値・安値・終値
4,699円 4,722円 4,654円 4,698円
日中/始値・高値・安値・現在
4,705円 4,706円 4,658円 4,661円

現状の金価格が上昇するのか、下落するのかはっきりしない動きが続いております。下振れリスクがあるのかと言えば、その可能性は常に疑ってかかっております。

年内には米国の量的緩和策縮小予測もでており、株式の上昇とは裏腹に商品価格はこのところ上値の重い値動きが続いております。本当に今年中に米国の金融政策は方向転換されるのでしょうか。

来年の1月に任期を終えるバーナンキ議長の後任が現在のFRB副議長であるイエレン氏が有力であるとされております。イエレン副議長は、バーナンキ議長同様に量的緩和継続の姿勢が強く、インフレよりも失業率改善を重視するタイプであるとされております。

今月初めに発表された4月の雇用統計では、失業率は2009年10月の10.1%から7.5%まで下げてきており、よく取り沙汰される目標数値は6.5%です。あと1%失業率を下げるのに、どの程度の時間が掛るでしょうか。リーマンショック以降を調べてみますと、最速時で12ヶ月掛かっております。今年中に6.5%達成は難しいと考えられます。

また毎年恒例、8月に開かれる経済シンポジウムであるジャクソンホールでの講演はしないと公表しているバーナンキ議長は、このまま曖昧のままで逃げ切る可能性が高いのではないかと考えられます。量的緩和の舵取りが早すぎれば、株価、経済の回復の腰を折りかねない、遅すぎれば物価調整が操縦不能になりインフレを引き起こすとされております。議長は、出来るだけ公の場での発言は避け、市場の判断に任せるような姿勢が明確見て取れます。

一度方向転換をすれば後戻りはできないわけであり、「早すぎることと」と「遅すぎること」この2つを天秤にかけた場合、やや遅すぎるといわれる方を選択したようが無難ではないかと思われます。何よりこの4年の間、過去に類を見ない量的緩和を行なっているにもかかわらず、米国のインフレ率はいまだ2%以下に抑えられております。

私は、金融緩和縮小はどんなに早くても来年の1月以降である可能性が高いと言えるのではないかと考えております。

さて、金融緩和縮小が行われず、このまま進んだ場合、次の問題である債務上限問題がクリアされる限りは、リスクオンの相場が継続されると思われます。5月19日までの債務上限引き上げは今年2月に可決され、それ以降は特別措置が実施されれば、長くて7月末辺りまでは何とかなりそうです。

米国は現状でもとんでもない量の金融緩和を続けておりますが、株式市場が上昇する以上、金への関心は薄れてゆきます。ドルの信頼が回復してきている以上、金への関心は薄れてゆきます。しかし、現状が続けば日本の円安基調も続き、円建ての金価格は下支えされます。悩ましいところです。

腹をくくる意味で、仮にドル建て金が先日の安値1,315ドル、現在より100ドル安くなった場合の東京金価格を計算してみます。あの時東京金は4,132円の安値を付けました。当時より現在は約7円の円安です。100ドルで約300円、7円の円安は約330円ほどです。よって4,350~4,450円ということになります。

NY金だけ下げるということも考えにくいので、最大で4,500円くらいだと想定しております。あくまで最大下げ幅の想定です。買いポジション維持です。

本日の経済指標・要人発言
英 4月失業率 前月4.6% 予想4.6%
ユ Q1GDP【速】(前期比) 前回-0.6% 予想-0.1%
ユ Q1GDP【速】(前年同期比) 前回-0.9% 予想-0.9%
英 英中銀四半期インフレレポート
米 5月NY連銀創造業景気指数 前月+3.05 予想+4.00
米 4月PPI(前年比) 前月+1.1% 予想+0.8%
米 4月PPIコア(除食・エネ) 前月+1.7% 予想+1.7%
 遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1051.65 (14日) 1051.65
リースレート1ヶ月 0.16 (14日) 0.12

CFTC大口投機家 買越 89,423枚(7日時点) 先週 買越 97,052枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統